2024年8月23日、金曜日、晴時々にわか雨。今日は少しでも涼しい所をと思い中山渓谷からひぐらしの滝へ行ってみよう。その先は笹岳から多良岳へと歩いてみようと思っているが気分次第だ。自宅を出ようとしたらにわか雨、少し激しいから出発を躊躇う。暫くすると晴れ間が出て来たから出発。10時過ぎに中山キャンプ場に着く。
10時27分登山口の鳥居をくぐり直ぐに左へ進む。
2,3分も歩くと左に沢が見えるから適当な所から、石がゴロゴロしている沢へと入る。
苔と雨で濡れて滑り易いので足場を選んで慎重に進むこと数分で、小さな滝や滑らかな流れが現れる。澄んだ流れは眺めていても涼しく感じる。
15分ほど遡上した10時45分石積を見る。キャンプ場から左岸を登る道が右から合流し、右岸への登山道へと渡渉する地点だ。今日は夏だし水量が少ないからこのまま沢を登る。
先に進むと倒木が目立つ。この沢の楽しみはここから先だ。
渡渉点から5分ほど遡上した、10時50分最初の滝壺。向かって左側の岩壁を進む。滑ればドボンだ。
右上(左岸)数mの所にロープが張られているからこれを利用する手もある。
滝の上に出ると、大きな石がゴロゴロ。
石の間を抜けて1分ほどで小さな淵。ここは右の水際の岩の上を滑らぬように慎重に通過。
通過して3分後次の滝壺。右の水際を歩いて、滝横の岩を登る。滑ればドボンでスリル満点。しっかり指をかけられる岩角を物色して進む。
ここも右上数mの所にロープが張られている。迂回路のロープなのかそれと左岸を進む道があるのか?古そうなロープに見えるので当てにはならなそうだ。
ここを通過して1分ほど進むと、最後の滝壺が11時5分現れた。最大の難所だ。左の岩を伝って行くのだが、足場に落葉が積もり何とも心もとない。足を置いた途端にツルと滑ればドボンだ。滝壺の深さは1m以上ある。
慎重に慎重を重ねて、11時9分通過すると目の前にひぐらしの滝が見えた。
11時12分ひぐらしの滝の滝壺へ出た。水量も少ないから滝の右端を登る。
滝上から滝壺を見下ろす。
予定通り笹岳へ向かおう。ここからは源流地の沢を登らずに、笹岳北東尾根に向かって直登。一転猛暑の中に飛び込み、11時26分中山キャンプ場から役行者への登山道に出て、
登ってきた斜面を見下ろす。灌木も無く急な登りではあるが歩き易い。
笹岳北東尾根の取付きへと一旦中山キャンプ場へと下ると直ぐに道標を見る。
ここから1,2分ほど下った所で、左上を見上げれば北東尾根がすぐ上に見える。それほど急な斜面でもないから取付きまで行かずにここを登る。
登り上がった所にRP27の標識、11時34分。ショートカットにはなったが時間的にはどうだったかな。
ここから先は、急坂の北東尾根を登り、汗まみれになり12時19分笹岳に着いて昼食をとる。
五家原岳、経ヶ岳ともに望めるが今にも雨が降りだしそうだ。
先日の雲仙とは異なり今日は気力充分。12時32分、南峰、西岳のルートで多良岳に向かおう。南峰から西岳へ向かうと途中で雨がポツポツ落ち始めて、風も出て来て有難い。雨はザーと1分ほど来たがすぐにポツポツに変わったから雨具をつけるほどではなかった。13時8分西岳に着くと経ヶ岳は雲の中だ。
西岳から西野越への分岐に出ると、おや新しい道標が設けられている。ありがとうございます。
13時20分、金泉寺への寄り道はパスして役行者に着く。雨雲が覆っているのか夕方のように薄暗い。
今日は国見岳にご挨拶をして、
13時40分太良嶽神社上宮(多良岳)に着く。雨雲は移動したのか薄日が差す。
前岳方向も雲は無い。
13時52分展望岩に着くと、
雲仙、
五家原岳方面は青空がいいね。
一方の笹岳、経ヶ岳は雲が覆う。
これから登る864はいい天気だ。
14時2分、前岳まで来た。ほぼ雨は上がったようだ。
急坂を一気に下り、鞍部から864へと登り返して、14時25分864山頂へ着く。
ここからの下りは何時もまごつくが今日も方向を間違える。直ぐに修正して小PKとの鞍部へ14時35分着いて登り返す。地形図では確認できない小PKだから10mの高さも無いのだろう。
PKの頂は2畳ほどの広さだ、14時38分。
864と右に多良岳が望める。前岳は864の陰だ。
ここからの下りも何時ものようにまごつくが尾根に取付いてひたすら下る。
なだらかな所もあれば、落葉で滑る急斜面もある尾根だ。大概急な所が多いい。
15時植林上部に出る。植林を下れば取付きの車道だ。
10分ほど適当に植林を下って、15時11分公園線の車道に出た。強烈な日差しを避け、日陰を選んで歩いて、
15時24分中山キャンプ場へ戻る。この辺りはあまり雨に降られなかったようだ。
5時間ほど歩いたが、距離的にはたった5㎞だ。気分は10㎞近く歩いた。何時までこの猛暑は続くのやら。
余談)M社の靴の事
修理に出していた2足の登山靴が修理縫製されて戻って来た。クレーム通り無償修理だ。対応には満足だがスッキリしない。この修理ではまた一年もしないうちに縫製部分の糸がすり切れるだろう。M社はこの繰り返しで購入者が廃却するのを待つのだろう。黄色の靴はM社の修理が2度、靴屋での修理が1度で計3度だ。小生のように靴の造りに疑問を以ってクレームした人は少ないのではないか。M社はこの造りの靴にはこういう欠陥があるから、糸が擦り切れた場合は無償修理しますとHP又はオンラインショップ、会員の方には購入履歴があるのだからメールなり何らかの手段で知らせるべきではないかと思う。日本を代表する登山用品会社の対応、品質管理とは全く思えない。製品の発売を急ぐあまり、頻発するメーカでの品質管理後回しの体質が有るのではないかと思いたくなる。
修理前
修理縫製後
修理前、
修理縫製後