2024年5月4日、土曜日、晴。今日も山友の案内で吉部登山口から坊がつるをパスして大戸越(うとんごし)、平治岳。そして東尾根を下って男池のルートだ。会の6月山行の下見だ。
早朝の暗闇運転は大変なので、前夜から男池駐車場に泊まる。翌朝車をデポして吉部の駐車場(300円)へ向かい6時前に着く。6時7分駐車場を出発。
3分ほど歩くと、暮雨の滝へのルートを右に見送る。今回は会の山行ルートで歩くのだ。
駐車場から林道を10分弱歩いた6時15分ゲート前に着く。
ゲート右横をすり抜けて直ぐに右に折れて、林道を離れて鳴子川沿いの登山道へと入り右岸を歩く。
3分ほど歩いたところで枝沢を渡渉。
渡渉後石道を歩いて、間もなくすると左の樹林に入る。
右下に鳴子川の水音を聞きながら徐々に傾斜が増し、苔むす岩をぬって標高を稼ぐ登りになる。
それも10分ほどで、緩やかな新緑に囲まれた登りに変わる。
これも10分ほど歩くと、6時55分ゲートで別れた林道に合流する(分岐A)。
林道を20分強歩くと左手に広い駐車場のようなところが現われ、そこから100mほど歩くと、7時21分左手に林に入る踏み跡を見る(分岐B)。この道が坊がつるを経ずに大戸越へ行く道だ。道標も無く、テープが巻かれた角材が立っているのみだ。見落とさぬように。
道は平治岳の山襞に沿った緩やかに登るトラバース道だ。
変化のないトラバース道を目印に従って40分弱歩き、馬酔木?のような林に入ると左に鋭角に曲がる。ここを真直ぐ進んでしまうので踏み跡がついていて紛らわしい。が、目印テープが無くなるから直ぐに気付くだろう。
数分も歩かないうちに道は今までの土道から石道に変わる。
すると1,2分で坊がつるからの道と8時7分合流する(分岐C)。合流地点にはこんな道標がある。坊がつるを回るよりだいぶ近道だ。
ここから谷の岩道を登り、
25分ほど登り続けて、林から抜け出ると、8時33分大戸越だ。
左手に平治岳が青空の下にそびえる。見えるのは山頂でなく一服場だろう。このあたりのミヤマキリシマは蕾がピンクに膨らんでいる。
高くそびえる一服場を目指して、ゆっくりゆっくり登り始める。
以前は岩場の登りがあったように覚えているが、今は迂回路を作り渋滞を避けているのだろうか。
15分ほど登った所で見上げればまだまだ上があるね。
癒してくれるのはナガバモミジイチゴ?の白い花だ。
9時6分一服場に着くと、早くも雲が湧いて来た。
山頂へと向かう道々ミヤマキリシマをよく観れば、葉は青々しているが蕾が付いていないものが多い。
9時16分山頂に着けば雲が覆う。早い変わり様だ。
それでも坊がつるの眺めを期待して展望岩へと下る。
9時22分展望岩に着くと、坊がつるの眺めは雲の下でさっぱりだ。
時間はたっぷりあるので、雲が切れるだろうと10分ほど待つと、坊がつるに陽が射し始めた。
数十のカラフルなテントがミヤマキリシマの代りに目を楽しませてくれる。
三俣山にかかっていた雲も切れ始め、黒岩山・泉水山や涌蓋山が映える。眼下には雨ヶ池越。
9時46分山頂に戻れば北大船山が姿を現す。
山頂での昼食後、大戸越へ下らず東尾根でソババッケに下る。
北尾根を100mほど下り、北尾根立入禁止テープの手前から10時東尾根へ入る。
急坂を一気に40分下り、
ソババッケから男池へ少し下ったあたり(分岐D)で、10時42分登山道に合流。
10分ほど下ると苔むす日本庭園。
11時4分かくし水。
コバイケソウの道を抜けて、
11時25分男池への分岐を見てこれを取る。
11時30分男池に着く。川の流れを見なければ湧水量の多さが分からぬほど、池の水面は静かだ。
池を後にして11時33分男池橋を渡り、
11時37分車道に出て、11時41分男池駐車場に戻る。
久し振りの展望岩から坊がつるの眺めは実に新鮮であった。雲が切れるのを待っての眺めだったからより一層だ。山友さんに感謝です。
今日の行程、
男池駐車場=吉部駐車場6:07-6:15ゲート-6:55分岐A-7:21分岐B-8:07分岐C-8:33大戸越-9:06一服場-9:16山頂-9:22展望岩9:41-9:46山頂(昼食)9:58-10:42分岐D-11:30男池-11:41男池駐車場=吉部駐車場