2024年5月25日、土曜日、晴。山友の都合で黒髪ラン観賞がこの時期になってしまった。ちょっと遅いのでは思っていたが、これがバッチリのタイミング。近頃の山友はタイミングと云い天候と云いつきまくり。その恩恵に小生も預かっている。ありがとうございます。10時乳待坊駐車場に着き、展望台から黒髪山と雄岳雌岳を望む。
麓から眺める青螺山と雄岳雌岳。
10時5分駐車場を出発
修験の名残なのか向かう道すがら石像が目立つ。
10分ほど歩くと車道は行き止まり、山道へと入る。
10分ほど登ると見返峠に着く。
峠には、クロカミランの案内板がある。自生の物は絶滅したようで今日見るのは植栽のようだ。その植栽も盗掘で一度は絶滅したようだ。今回は山行軌跡は載せない。
集塊岩とイワヒバの斜面にクロカミランを求めて歩き出す。山友の事前情報からあまり労せずに見つけられた。これでゆっくり観賞できる。茎は細く高さ10㎝、花は1㎝にも満たない大きさだ。花が無ければ他の草に紛れてしますだろう。
貴重な花なのですべて観てみようと、花を踏まぬように足元に注意を払いながら観て回り写真に収める。毎年訪れているが今年は近年にない花盛りで、何時もは僅か見られるばかりだと。親切に教えてくれた、幸運でしたねと。最後に一言消えなければいいのだがと。
その言葉通り本当にたくさん見ることが出来た。
戻る途中、他の集塊岩にも足を運ぶと、ここには集塊岩上に生えるベンケイソウの仲間ヤツガシラ。花は秋に咲くそうだ。
ここから他の集塊岩を眺めると、こんな怖そうな所に人が。
こんなナイフリッジのような尾根にも人が。
こちらの場所は以前は観られたそうだが消えたそうだ。
戻る途中で、見かけたハナミョウガの花も、なかなかきれいでした。
駐車場に戻ると、先ほどの親切な方が、黒髪シライトソウ(白糸草)が咲いている場所まで親切に教えて頂きこちらも観ることが出来た。ありがとうございました。
咲いていた所は、釣瓶井戸の底のような日も届かぬような所でした。
今日は、黒髪ラン、黒髪シライトソウと云う絶滅が危惧される花を観れて大満足でした。山友さんと親切な方に感謝です。ビギナーズラックで終わらないことを願うばかりだ。