2020年6月29日、曇のち雨。昨日は予想外の晴を逃してしまった。午後から雨の予報だが、6月17日の鳥甲岳からの下りの時に現地で見た北尾根を登りたくて出かける。鳥甲岳に午前中に着けば下りは雨でもいいだろう。久々の未経験ルートだ。
9時45分、郡川砂防公園を出発。
公園からわずか下り、橋を渡る。
橋を渡ると、道は3つに分かれる。左は下山時戻って来る道だ。真直ぐか、右か?
進む方向が右手なので右の道を取る。5分も登らないうちに道は柵で通行止め。念のためGPSで確認すると、進むべき林道から外れている。
残る真ん中の道へと一旦戻る。9時53分クサリの張ってある真ん中の道を進む。
すぐに道は大きく右にカーブして、真直ぐに延びている。どうやらこれでよさそうだ。
1分ほど歩いてGPSで確認する。間違いない。
山から流れ出る水で、林道は川になっている。
大きく左にカーブした先にソフトバンクの電波塔を左手に見る、10時04分。
林道の木々の切れ間から、経ヶ岳(右)から郡岳方向(左)の山並みが見える。
10時14分、北尾根取付のカーブに着く。左手尾根は数mの壁で登れない。さらに先に行こう。
20mも進むと、何とか登れそうな斜面がある。取付きの目印が何かあるだろう、もう少し先に行ってみよう。
さらに20mも進むと、なんと立派な階段があるではないか、10時16分。上の方に白いものが見える。
早速上ると、NTTドコモの基地局だ。この基地局が尾根取付の目印だ。
基地局の右手から尾根に取付く、10時21分。境界杭と思われるものもあり、登り易そうな尾根だ。
と思ったのも束の間で、石道の急坂が現れた。無難に乗り越えられた。
10時31分、コケに覆われた岩場の下に出た。
登った先が分からぬので、ここは左に巻こう。
木々の隙間、右後方に黒木小学校が見える。国道を走るトラックも見える。
尾根はヤセ尾根だから迷うことはないが、石や岩場で簡単には登らせてくれない。
10時42分、確かな人工物を見る。この先の岩場はめちゃくちゃ狭いよね。避けようがないな。
慎重に滑らぬように登る。掴まろうにも細い木ばかりだ。
岩場の上に出ると、まだまだ急坂の道が続く。
10時55分、登り始めて初めて一息付けるところに出た。標高560~70mの間だ。
平坦部は直ぐに終わり、また急坂だ。
11時6分、標高620~30mの平坦部に出る。
この平坦部もわずかで、11時14分大きな岩場の下に出る。
登れそうな感じだが安全に左を巻く。歩きやすい道ではない。右だったかな。
数分かかって岩場の上に出る。シャクナゲの木が目立つ。尾根の上まで来たようだ。
11時26分、ようやく岩壁下の北西尾根との分岐に出合う。このテープを覚えている。1時間強の登りであった。
残すは前回ロープを使って下りた岩壁をどう通過するかだが、登りだから岩壁を巻かずに登ろう。
木に掴まり、足場もしっかり確保して慎重に登り、11時35分岩壁の上に出る。
南西尾根からの道を右に見て、
11時45分鳥甲岳の山頂に着く。雨がぽつりぽつり落ちて来たから休まずに通過。
11時50分展望岩通過。
雨ひどくなってきたのでカッパを着る。11時57分摩利支天宮との分岐に着く。摩利支天はパス。
12時、二合半岳・大花山分岐を見て、これを進む。
12時8分、大原越に着いて道標を確認して黒木を取る。ここから先は初めて下るルートだ。
正面が黒木への道
歩き始めは石道の九十九折れだが、
しばらく下るとなだらかな歩きやすい道となる。写真は明るそうだが実際は薄暗い。
写真がブレているのは暗くてシャタースピードが遅いからだ。
12時18分、なだらかな道から、下りの石道になる。
下り始めるとすぐに小さな流れの沢を渡る。
沢沿いに植林を下り、
12時27分、水量の多い沢を渡る。
渡った先の道は、沢の流れが登山道の方にも流れ込み、100mほど沢の中を歩いているようだ。
林業の作業道のような道になる。
12時33分、作業道は舗装林道に変わる。
10分も歩くと左右共に立派な植林になる。太い杉を眺めながら雨の中ひたすら歩く。
12時50分、民家かと思ったら砂防公園のかじか橋(右下)に着いてしまった。左上は第二駐車場だ。
右下へ階段を下り、郡川に架かるかじか橋を渡る。
川面まで数mは有りそうだ。
12時53分郡川砂防公園に戻る。雨は小降りになり、家に着く頃にはほとんど止んでしまった。北尾根を登っている時に降られなくてよかった。天気の良い日にまた登ってみよう。雨にあったが未経験ルートを久しぶりに歩けたので満足。
今日の行程、
郡川砂防公園9:45-10:16尾根取付-北尾根-11:26北西尾根出合(岩壁下)-11:45鳥甲岳-11:57摩利支天分岐-12:08大原越-12:27沢渡渉-12:33舗装林道端-12:53公園