2024年12月1日、日曜日、晴。中山渓谷(中山キャンプ場からひぐらしの滝まで)の紅葉を観に行く。キャンプ場から歩くのは物足りないから、金泉寺から笹岳へ出てから、キャンプ場へ下り中山渓谷を登るルートで歩いてみた。


登山口へ向かう途中、長田バイパスを降りてから望む五家原岳は雲もなくいい眺めだ。

金泉寺登山口から8時43分出発。今日も同行者は山友さんだ。

9時7分金泉寺に着く。20人くらいの団体さんが記念写真を撮っていた。今日は金泉寺で何かあるのだろうか。登山口駐車場も満車状態であった。

西野越から西岳へと向かい、9時30分着く。

急坂を下って、笹南峰へと急斜面を登り返して9時52分着く。

落葉したこの時期は眺めも良い。目の前に笹岳や経ヶ岳が望める。


笹南峰からも急斜面を下って、笹岳へ登り返して、10時8分着く。

笹岳北東尾根を下って、

RP2に10時41分に出て、キャンプ場から多良川源流へ向かう道に合流。

10時54分中山キャンプ場へ着くと、

鮮やかな黄葉が、中山渓谷の紅葉狩りに期待を持たせる。

11時渓谷へと向かうと、水音が大きく聞こえる。最近雨が降っているから水量が多そうだ。キャンプ場へ引く水も溢れている。

11時4分沢へと入って行く。

流れを右へ左へと渡りながら遡上して行く。


思ったほど紅葉は見られない。

見に来るのが遅かったかな。澄んだ流れに沈む落葉と、川床を埋める葉が良い眺めを造っている。




11時21分渡渉点まで来ると、やっと少しばかり紅葉。



しかし、ここから上流はアスレチック度が増すので、水量を考えて、右岸を高巻きする道へと11時30分登り上がる。

沢を遡上したらひぐらしの滝から前岳へ、このルートへ出たら殉職碑、864、前岳と決めていたから、殉職碑へと向かう。高巻道に出て5分ほど歩いた11時35分、高巻道から左に登る道が前々から気になっていた。推測するに殉職碑へ向かう道だろうとは考えていたが、今日はそれを確かめよう。道と呼べるほどはっきりしてはいないが、テープと石積を辿ればよい。


多良山系名物の炭焼き窯跡も出て来た。

高巻道を離れてから10分強登った所で、右手に岩壁が出て来た。

岩壁に沿って歩くと、テープは岩場の登りに導く、11時49分。

正面から丁度日が差す。尾根が見えて来た。

と思ったらまだまだ山腹の登りは続く。10分ほどさらに登った所で、テープがやたら目立つところに出たら、

12時1分直ぐ近くに航空兵曹殉職之碑があった。

ここから先は、864に向かって急勾配の斜面を登ることになる。何度か登っているがキツイ。20分ほど木や根、岩と掴めるものに頼って864へ12時21分着いて昼食。本当にほんとうにきつかった。

昼食後、前岳へとまたまた急斜面を登って13時8分着く。ここもキツカッタ。

回復するように、鬼の岩屋までの下りはゆっくり歩かせてもらった。

もうキツイ登りは無いと思うと、13時17分座禅岩、展望台に出て眺める景色はいいものだ。前岳への登りはこの傾斜だ。

笹岳山腹の紅葉もなかなかのものだ。左は笹南峰。

目を有明海にやると、海苔の筏が碁盤の目のように並ぶ。初めて気が付いた光景だ。

多良岳(上宮)までは痩せ尾根で危険個所もあるから気を抜かずに歩こう。

船石も冬枯れで良く見える。

13時40分上宮に着く。

階段を下り始めると、ロープが設置されていた。

国見岳へも寄って、

役行者に山行のお礼をすれば、下駄が新しくなっている。

14時15分登山口に下山。時間の割にあまり距離は歩いていない山行でした。帰り道の多良横断林道の紅葉のトンネルは見事なグラデーションでした。一見の価値あり。多良山系は木の芽時と落葉の時期が明るくていいね!


