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登山と車旅

雲仙の山 2023.01.28 雪舞う雲仙

2023年1月28日、土曜日、小雪。白銀の雲仙が見れるかと思って、月一のレスキュー訓練を休んで雲仙に行く。吹越から登るので田代原側から行くと、道路は凍結。写真を撮るため停まって、発進するときにはタイヤが滑る。スタッドレスだが帰りが怖いな。
9時半前に吹越駐車場に着く。見上げる国見岳は真っ白だ。
チェーンスパイクを装着して9時28分出発。予定は国見岳、江丸岳鞍部、立岩の峰、普賢岳、仁田峠、国見岳の周回だ。
青空が覗くので、天気が良くなることを期待。気温-6度。道路も凍結

登山道も雪に覆われている。昨日、平地は朝方小雨だったが山は雪だったのだろう。毎日少しずつ積もった雪のようで下は固い。
雪の上に動物の足跡。爪が鋭そうだからイタチかな?

登り始めて40分。標高1100mを超えると枝に雪が積もり、枝先には霧氷が見えるようになる。
さらに10分ほど登り1200m近くまで登ると林の様相が一変、枝先まで真っ白だ。この辺りから雪雲がかかったのだろう。
登山道に霧氷と樹氷の景色が続く。落葉樹の枝に咲いた冬の花は繊細だ。

風当たりが強い所は樹氷になっている。
九千部岳が見通せるところまで登ると、晴れると思っていた天気は曇りのようで、と云うか山を覆う雪雲の中に入ったようで、雪が舞い始めた。
急勾配を登り終え、10時42分ようやく稜線に出た。
早くもここでお疲れ気味、本日の予定を諦め、先に妙見岳に登ろう。意図するところは国見岳と仁田峠からの登り返しを諦めると云うことだ。西風を受ける稜線は見事なエビの尻尾が出来ている。

妙見岳山頂も真っ白。
霧氷のトンネルをくぐり、妙見神社に10時55分着く。
ここからUターンして国見分れへ。途中眺める普賢岳も、

国見岳も雲の中で山頂が見えない。
吹越側から吹き上げる風雪でここのエビの尻尾も見事だ。
11時13分国見分れに着く。国見岳へ登る気力は湧かないが、少しばかり覗いてみると、
見る間に雲が切れて青空が覗き、国見岳が拝める。
すぐさま国見分れに戻ると、普賢岳の雲も切れてくれた。
妙見岳も何とか見える。
鬼人谷口への急坂で、アイゼンなしで下る面々。良く滑っていた。
見下ろす鬼人谷は真っ白。
鬼人谷口へ11時28分着いて、風穴への道に入って間もなく太く下までつながったツララを見る。
鬼人谷から眺める国見岳。
鬼人谷の霧氷が最も繊細でいい。何でだろうか。標高が低い割に谷で冷え込む、風もあまり強くない、雪雲の下で樹氷にならないなどと自分勝手に考えている。
11時52分北の風穴まで来ると、白さが際立つ。
先に進むともう霧氷と樹氷が繰り返されてすごい。
11時57分鳩穴分れに着く。ガスで上は見えない。
休まず立岩の峰まで上ろう。急坂の雪の付き方がすごい。

登り上がって、進む道も日々の雪で枝が見えないほど霧氷と樹氷のミルフィーユだ。
12時12分立岩の峰に着くが視界ほとんどなし。
霧氷沢へ行く途中(黒い所は地熱の温かさで雪が融ける)で薄っすら明るくなったが、

残念ながら白銀の原は望めませんでした。

12時36分霧氷沢に着く。覗くこともなく普賢岳へ。
普賢岳への道もお気に入りだ。標高も高いので雪も深い。
12時47分普賢岳に着く。風強く視界なし。手袋をして写真を撮る指先が痛くなってくる。
怪獣はこの寒さで冬眠か。
エビの尻尾も今までで一番立派だ。
山頂から下りた瞬間青空が見えた。
13時7分紅葉茶屋に下る。普賢から下る途中で気力が復活して、楽ばかりしていかんと、当初の通り仁田峠から妙見岳への登り返しにする。14時30分までに妙見神社に着けばいいだろう。
ここまで下ると気温も上がったのか霧氷は観られず、枝に積もった雪ばかり。
13時22分アザミ谷へ着くと、木々の雪も無くなる。
それでも登山道には雪が有るから、足元が汚れずに有難い。
13時40分仁田駅に着いて妙見神社へ登り返しだ。雪が強く舞い始めた。
20分ほど登ると、妙見駅が見えるようになり、木々に霧氷と樹氷が見られるようになる。雪は舞い続ける。
雪雲で仁田峠の駐車場は薄っすらとしか見えない。
14時11分妙見駅まで登ってきた、さすがにこの時刻展望台にに人は居ない。
14時18分再び妙見神社に。

朝の靴跡も模様が消えるほど雪が積もるトンネルをくぐり、

14時30分吹越への下り口へ着き

下山開始。
15時6分登山口まで戻ると、少し路面の雪が薄くなったようだ。
15時8分駐車場に戻ると、雪が一段と強く舞い始めた。気温は朝と変わらず-6度。動いた後だけに朝より温かく感じる。今季は雪に恵まれるが、晴れた日が少ない。ままならぬものだ。

下る車道は依然凍結なので1速でエンジンブレーキを効かせてゆっくり下る。
長い直線の坂道にかかったところで、車が道の真ん中で停まっている。
どうやら無謀にもノーマルタイヤでここまで登って来て立ち往生したようだ。
トラックが道から落ちている。何故?
立ち往生の車に端に避けてもらい横を通過して帰宅。積雪時の雲仙の峠道をなめてはいけません。

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