2006年7月27日、晴。東京勤務から長崎に戻り、久しぶりに九重山に登る。九重山には1970年代から幾度となく登っているが写真がそろているのはこの時だ。
早朝に自宅を出て、8時過ぎに牧ノ戸峠に着く。梅雨明けで空も澄みきっている。
今回は欲張って、久住山の周りの山も登ろう。山域一帯を九重山、三角点があるところは久住山と使い分けられている。
8時20分牧ノ戸峠を出発。いきなり沓掛山への急坂の登りから始まる。少し登ると左手に涌蓋山が。
また少し登ると左前方に双耳峰の由布岳が。
久しぶりのこの眺めにワクワクしながら登ると、8時48分沓掛山のピークに着く。
沓掛山からの下りで三俣山(左)、星生山を正面に眺める。空気が澄んでいて爽快だね。西千里浜への道もはっきりわかるね。
緩やか登りを西千里浜に向かい、扇ヶ鼻分岐に9時31分に着く。
分岐から少し進んで西千里浜への道から左に折れて、星生山への尾根道に入る。少し登り勾配が増してくる。
10時7分星生山の山頂に着く。タイミング悪く雲が湧いてしまった。
久住山に向かって右手(南側)眼下に西千里浜とその先に肥前ヶ城
肥前ヶ城の右に扇ヶ鼻とその分岐から西千里・久住分れへの道(左)が。
星生山で一服して、星生崎へと岩場の道を進む途中の眺めもいいね。左手に硫黄山、噴気が激しいね。
星生崎まで来ると高度感を味わいながら正面に久住山。眼下に久住分れ、登山者が大勢いるね、小学生の集団登山のようだ。
少し左にこれから登る天狗ヶ城。
星生崎からの急坂を一気に下り、久住分れに10時49分に着く。
久住分れからは、天狗ヶ城、中岳、稲星山、久住山、久住分れと右回りに周回しよう。
天狗ヶ城へは久住山への途中から左に折れるのだ。
久住分れからは北千里ヶ浜が良く見下ろせる。諏蛾守小屋の廃止や、硫黄山の噴火などで利用者も少なくなったのではないだろうか。先の山は三俣山だ。
天狗ヶ城への急坂は右手に御池(みいけ)と稲星山の景色をゆっくり眺め登る。
天狗ヶ城の山頂近くまで登り振返れば(南から西の眺め)、久住山(左)と扇ヶ鼻が。
さらに右には、星生山(左)と硫黄山が。間に涌蓋山が見える。
11時28分天狗ヶ城の山頂に着く。後方三俣山。
山頂から北(左:三俣山)から東(右:大船山)をグルと眺めればこんな景色だ。中央:平治岳。
大船山のさらに右へと眺めれば(東から南へ)、九重山(九州本土)最高峰中岳、その右に稲星山
稲星の右に久住だ。
パノラマにすれば左から大船山、中岳、稲星山、久住と御池。
九重連山の眺めは、天狗ヶ城・中岳が円の中心のようになるので、ここからの眺めがお気に入りだ。中岳の頂は混んでいるようなので12時1分までここで昼休み。
天狗ヶ城から急坂を下り急坂を登り返して中岳へ12時17分に着く。
中岳からの眺めは天狗ヶ城からの眺めとほぼ同じだが、中岳からは坊ガツルが見下ろせる。左から三俣、平治、大船。中央の平坦部が坊ガツル。
中岳から岩場の急坂を稲星山との鞍部に下る。
登り返して12時52分稲星山の頂に着く。
稲星山からの天狗ヶ城(左)、中岳(右)の眺め。
久住に少し下り稲星の頂を眺めれば、この山が鈍頂であることが分かるだろう。
南(左手)に明日登る予定の阿蘇山のを眺めながら鞍部へと下る。
残す山は久住山だ。
稲星と久住の鞍部(七曲り分岐)に13時19分着く。
久住山手前の小ピークまで来た、もう少しだ。
13時44分久住山山頂に着く。天候に恵まれ、登山者も下山してしまい最高だ。左扇ヶ鼻。
山頂から南登山口、竹田方面の眺め。
左から星生山、硫黄山、三俣山、天狗ヶ城、中岳
復路は久住分れから西千里浜を歩き、扇ヶ鼻分岐からは往路の道を戻る。西千里浜に14時50分に着き、久住山(右)、星生崎(左)を振返る。
16時前に牧ノ戸峠に下山。久しぶりに九重を楽しむ。今夜は沢水のキャンプ場に泊まり、明日仙酔峡から阿蘇高岳に登る予定だ。
今日の行程、
牧ノ戸峠8:25-8:48分沓掛山-9:31扇ヶ鼻分岐-10:07星生山-10:49久住分れ-11:28天狗ヶ城12:01-12:17中岳-12:52稲星山-13:19七曲り分岐-13:44久住山14:10-14:50西千里浜-16:00牧ノ戸峠
2014年4月に登った久住山から天狗ヶ城と中岳の眺めはグレー一色の眺めであった。
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