2024年10月7日、月曜日、晴。朝から雲がどんより垂れ込める。地面は乾いているので、昨夜雨は無かったようだ。ブラブラに耐えられないので昨日同様小雨なら黒檜山(くろびさん)だけでも登ろうと向う。
70カーブ以上ある登山道路を走るうちに薄日が差す。
大沼湖畔のおのこ駐車場に着く頃には昨日の天気予報はすっかり外れ奇跡的な青空だ。後方黒檜山。
今日も登れないだろうと諦めていたので大沼の駐車場を出発したのは10時だ。遊歩道・車道と歩いて登山口へ。予定は黒檜山から地蔵岳までだ。予定時間は計算していないが14時までに地蔵岳に着きたい。無理なら途中エスケープだ。帰路明るいうちに道の駅ふじみに着いて汗を流したいのだ。
登山口までの途中に赤城神社があるから参拝して車旅と安全登山祈願。
神社から眺める黒檜山。
10時22分登山口に着く。12時前には山頂に着きたいと登り始める。
登り始めは荒れた石道。
間もなく笹の土道。
これは束の間で直ぐに石道。ロープが張ってあるから右側は崖なのだろう。
登山口から10分強で大沼が見下ろせる所まで登る。
そして2分ほど歩いて10時35分猫岩の道標を見る。
石道、笹道、石道と歩いて(ほとんどが石道)
10時53分アンテナの山(地蔵岳)の左に富士山が見えると云うVPに着く。雲で生憎見えない。
山頂も見える。この辺りが中間地点だろう。
さらに登ると、大沼がより良く見渡せるようになる。
石道を登り、標高を稼いでゆくと、
小さい秋の訪れを感じるようになる。
11時28分登りも終わり、黒檜山・駒ケ岳の分岐に出た。山頂まで100m。
11時30分黒檜山山頂に着く。
絶景スポットが山頂先にあると云うので足を運ぶ。
日光白根方面?は枝と雲で残念。
こちら上州武尊方面は望めるが雲がかかる。
山頂の説明板では、関東周辺の山は殆ど望めるようだ。
2005年3月に登った時には、積雪1m超。山頂からの眺めは燧ケ岳、その隣は何処やら(皇海山?へと続くのかな)。20年も経てば木も伸びるだろう。何処を撮ったのかの覚えもない。
山頂で昼食後、分岐を駒ケ岳へと1分歩くと11時57分黒檜山神社。
ここから2分ほど歩くと、花見ケ原分岐。花見ヶ原へ60歩で絶景スポットとあるので行ってみる。
雲海がよせる駒ケ岳が目の前に、そして小沼、地蔵岳と見渡せる。地蔵岳まで2時間で歩けるかな?期待した上越国境、日光白根方面は残念ながら望めなかった。
下り始めると日当たりにリンドウ。
そして、石道、丸太段の急斜面を下り
12時18分鞍部に下り着いて、駒ヶ岳への登りに。
山頂手前から笹道は木段に変わり2分ほどで、12時30分駒ケ岳へ着く。
東側に展望所があるようだ。
今登って来た黒檜山、
何処か分からぬが雲海の先に山々。九州と違って海が見えることはない。四周は山ばっかし。
山頂に戻り、なだらかな稜線歩きだ。わずかな秋風が汗ばんだ体を冷やし心地よい。
雲海が今にも稜線を越えようと寄せるが、稜線も負けるものかと留めていて、小沼の眺めを守る。
12時43分大沼分岐を過ぎると、緩やかな下りになり、登山者に会わなくなる。道は急に細く、踏み跡も薄くなる。ほとんどが大沼に下ってしまうのか。
分岐から10分強の12時56分鳥居峠分岐を見て、地図を確認してこれを取る。
やや急坂を下り、
数分で鞍部に着いて道標を見て、
2,3分登り返すと13時5分通過点にあるピーク篭山。
ピークから下ると間もなく鳥居峠が眼下に見える。後方は地蔵岳。
13時11分鳥居峠に着く。正面に小沼・地蔵岳への登り口。
右手に覚満淵、その先に大沼。
右手後方に今下って来た駒ケ岳からの稜線。
ここから地蔵岳へと登り返しだ。
緩やかに樹林の中を登る。
小沼の手前で200段ほどの木段を登り上がると、
13時32分広い道に出た。
歩き始めると直ぐに、正面に鉄塔が建つ地蔵岳、
右手に黒檜山と駒ヶ岳、
左手に小沼を見ながら歩く。
そして、13時38分小沼に着くと、車道を挟んで右手に小沼駐車場。
一旦車道を歩いて、
13時44分、八丁峠の道標を見て、
右手の地蔵岳の登り口へ。
車道から50mも入ると、登山道は木段で始まる。
ここでもポツンと1輪リンドウ。
木段は続く。
緩やかな所に出ると右下に覚満淵と鳥居峠。
そして、木段と続き、
そして登り始めて20分の14時7分、木道が現れると、山頂部の鉄塔が見え始める。もうすぐ山頂だ。
右下に小沼が見渡せる。左側が鳥居峠だ。
14時14分山頂部に着く。少し遅れたが地蔵岳まで登れた。
正面に黒檜山、右が駒ヶ岳。眼下に大沼。絶景だ。天候が持ってくれたのが何よりだ。
天候と眺望に感謝して14時22分大沼へと下山に就く。
下り始めると道は濡れていて滑り易い石道だ。
下り始めて10分の14時31分平坦な展望地高天原に出た。
西日を受けた黒檜山、
覚満淵・鳥居峠の眺めが良い。
ここからは石ゴロの足元の悪い急坂の下りだ。足に応える。
数分ほど下った所で大洞(だいどう)分岐に着いて、右の大洞をとる。
分岐からの道は更に足元が悪い、急坂の下りだ。
もういい加減にしてくれと思う頃、車道がようやく見えた。
14時52分地蔵岳登山口へ下りる。山頂からの下り30分は黒檜山への登りよりきつね。
降り立ったところは、湖畔まで300mの地点であった。
車道を歩いて行くと、左手に赤城神社の聖跡。
15時大沼湖畔。15時5分駐車場に戻る。何とか予定通り地蔵岳まで回れた。天候に感謝の一日でした。
今日の行程、
駐車場10:00-10:12赤城神社-10:22登山口-10:53富士山VP-11:28分岐-11:30黒檜山(絶景スポット、昼食)11:57-12:30駒ヶ岳-12:43大沼分岐-12:56鳥居峠分岐-13:11鳥居峠-13:38小沼-13:44八丁峠(登山口)-14:14地蔵岳14:22-14:30高天原-14:52大洞(登山口)-15:05駐車場
帰り道、夕日を浴びて初秋を感じさせる黒檜山がいいね。明るいうちに道の駅の立寄り湯に着けた。こちらは午後5時を過ぎれば暗くなる。今日もまえばし赤城にお世話になります、自宅になりました。
10月9日、昨日から続いた雨も、昼頃になりようやく小雨になり、雨も上がりそうだ。5日間もまえばし赤城にお世話になっている。次の上毛三山、妙義山へ今日か明日には向かいたい。