2024年10月6日、日曜日、小雨。朝から榛名山方向に僅か青空が覗いたがすぐに曇ってしまった。
ブラブラに耐えきれず、短時間で登れる榛名山へ向かう。榛名湖畔まで30㎞ほどだがカーブが多い上り坂は時間がかかり、登山口最寄りの駐車場(無料駐車場が湖畔回りの所々にある)に10時頃着く。標高が高い登山口の榛名湖畔は小雨。この程度の雨なら登れると、雨具を着て10時23分出発。
駐車場から2,3分で林間学校榛名湖荘の前を通り過ぎると、直ぐに掃部ヶ岳の登山口に10時26分着く。
登山口には案内板がある。
登山道を登り始めると、直ぐにクマ出没注意。
しっかりクマ鈴を持って来た。腰に吊るせば一歩進むたびに林に響く。そこで一句「秋山の静けさ破る熊の鈴」。
登山道はすぐに土道になる。
先ほどの注意から1分も経たないうちにクマ注意。
道標もしっかりしている。
登山口から数分で登山道は笹に覆われる。
10時36分、「くじらいわ」の案内を見る。
左手数十m先に見える岩が「くじらいわ」かな。
くじら岩へと進むとその先に薄っすらと踏み跡がある。わずかだが戻りたくないし、恐らく上で合流するだろうと踏み跡を辿る。
くじら岩から5分と登らずに尾根に出た。
尾根を2分ほど登った、10時43分目の前に岩峰が現れる。これって硯岩基部かな。歩いた道は近道であったか。
棄て縄のような登山ロープが垂れている。これを使って岩を登れって?まさか?10m以上ある垂直の壁だ。
基部を右に回って見ると、濡れた岩にへばりついている強者いる。
基部を左に回り込むと、岩の上に登る道に出合う。
10時56分硯岩に立つ。
横に長い岩場だ。
雲霧で展望は全くないが、眼下に薄っすらと登山口の榛名湖荘の屋根が。
腕を伸ばして下を撮れば名前の通り、硯のような岩だ。怖いですねー。
岩峰を後にして5分ほど登山道を下ると、11時3分掃部ヶ岳への登山道に合流。本来はここから硯岩往復なのだろう。
植林を歩くこと間もなく、
笹に覆われた登山道になる。小雨の中を登る似た者はいるものだ。
道は木段になる。階段を嫌って外れて歩くから道が出来ている。丸太が大変滑るからこれは有り難い。
木段の道を振り返る。
11時26分、公園側からの道と合流。山頂まで200mだ。
木段は終わり土道へ。
葉が黄色くなった木もちらほら。
11時36分掃部ヶ岳山頂へ着く。
小雨は上がったが雲霧で眺望なし。榛名湖側は望むことはできない山頂なのだ。
山頂で昼食をとり、往路を分岐まで戻る。左、硯岩。右、公園。
公園への道も笹の覆われた道だ。木段に変わりやや急坂だ。真直ぐに下る道なので滑り易い。
数分も下ると数mの岩場。岩が雨で滑り易いから注意だ。
ここを通過すると、静寂の林が10分ほど続く。熊が出てきそうな林だ。
そして、笹道が終わり、滑り易い急傾斜の土道。
公園近くまで降りて来ると山栗が沢山落ちている。何時落ちたのか分からないから拾うのは止める。
12時21分湖畔の宿記念公園に出た。
左に山頂を雲にかくす榛名富士が。
湖畔の宿の歌碑も。
駐車場までもう少し。
遊歩道に入るとハルナユキザサ。一瞬ナルコユリかと思ったが赤い実を見て違うな。
道には沢山の栗が落ちている。これも古そうなので拾わない。
2時間強の山歩を終え13時32分駐車場に下山。停滞が続いたものの上毛三山の一つ榛名山に登れ安堵。榛名湖を囲む山々にも登りたいが機会はあるだろう次に譲ろう。
此処まで来たのだから戻りは榛名神社に参拝する。車道を跨ぐ鳥居を見て駐車場へ。参道沿いお店の駐車場は無料開放している。
参道沿いは往時をしのばせる宿坊跡の高札がずらりと並ぶ。
何処にでもある上州名物焼きまんじゅう。
随神門。本殿まで550m。
右下に沢が流れる参道。
三重塔。
瓶子の滝(みすずのたき)。
本殿への双龍門。
本殿は改修中でネットに覆われる。榛名神社一見の価値はある。改修中が残念。
ネットに転写された絵で覆われる。一瞬本物かと見間違う。