2024年7月6日、土曜日、曇。月いちのレスキュー訓練の日だ。この時期は沢登になるから、沢をやらない小生は山歩の準備もして集合場所へ。予想通り沢だったから、川棚虚空蔵山の西登山口ルートを歩こうと向かう。展望地点から眺める山頂部には雲がかかっている。
道路が混んでいて西登山口に11時前に着く。道路脇が広いので数台は駐車できる。
林道山側に小さな標識が有るだけなので、注意しないと見落としてしまう。10時51分草が茂る所を入る。今日も水滴で悩まされるのか?
入ると直ぐに、杞憂に終わった。覆いかぶさる灌木も草もない。
暫くは林道に倣う様に山腹を歩く。踏み跡、目印、山頂への標識がある。
登り始めて数分の10時58分、道が分かれる。右上の道に目印。地形図を確認すれば左の踏み跡らしきは寺跡に行く道か?最初は西登山口ルートは寺跡に出るのかと思っていたがこれで予想が外れた。それではどこに?
1,2分も歩くと、尾根道になる。
10分も登ると、露岩が目立つようになる。
さらに1,2分も露岩の尾根を登ると岩のピーク。左に巻道があるようだが、
1,2mの岩の上に昇ると、岩から先に下れるようにロープが垂らされている。2mほどの垂直な壁なので、ロープが無くとも自然の手掛かりで何とか下る。
下った所は、木場口から冒険ルートを歩いて、寺屋敷跡から尾根に出た所であった。ここには標識が有るのだが気に留めたことも無かった(それとも見たけど忘れたか)。登山口から25分ほどの11時17分。道も良く思ったより楽に登れた。
この先は冒険ルートの名の通り鎖が垂らされた岩の痩せ尾根だ。
11時32分、痩せ尾根を上り詰めた所が、嬉野、岩屋口や家族ルートとの合流地点で、山頂まで1,2分100mもない。
山頂部に出て、11時37分山頂東側展望所へ。南側(大村湾側)から雲が常に流れて来て高見岳などの眺望無。眼下に鳥兜を望むのみ。
北側(武雄)を望めば、雲の中に薄っすらと双耳峰のシルエットが確認できる。
雲が少し薄くなるのを待つと、武雄の御船山だ。この眺めも今まで気にも留めなかった眺めだ。
11時43分三角点のある山頂へ行くと、大村湾から押し寄せる雲で何も見えない。
ゆっくりと山頂部で昼を取っていると、大崎半島が見え隠れする。
30分ほど山頂部にいたが高見岳はついぞ姿を現さず。
戻りは岩屋口への道を取り、
12時24分犬の墓に着いて、高見岳も頭を横切るが雲の中であったから、岩屋口へと下る。
エビネ植栽地は青々と勢いよく葉が茂っていた。
12時40分岩屋口に着いて、
ぶらぶら歩きながら林道を戻る途中で、山頂を眺めるが依然雲は切れていない。13時8分下山、気にかかっていた西登山口ルートを歩けた収穫と、久し振りの新しいルート歩きに満足。今まで登ったルートで西登山口からが最短であった。
帰路、国道沿いの餅の浜から眺めると虚空蔵山を覆っていた雲は無くなっていた。