2021年6月13日、日曜日、曇。週末は雨予想であったから、雨なら別の山域を登ろうとしていた。金曜日夕刻辺りから日曜日が曇に変わり、当初計画通り九千部岳ヤマボウシ観賞登山を実行。
8時30分過ぎに田代原トレイルセンターの駐車場に着く。ヤマボウシの時期は車があふれ車道に列をなすのだが今日は天候から中止にしたところもあるのであろうか十分空きがある。
九千部岳の山頂辺りにはまだ雲がかかっているが、所々に雲の切れ間がある。山頂に着く頃には雲も切れるだろう。
8時50分トレイルセンターを発ち、遊歩道を取付き地点に向かう。
20分弱歩いて9時8分中尾根の取付きに着く。特に標識はないがテープの目印があるので中尾根を登ろうと云う人にはそれとなく分かる。
数十m灌木の中を歩くいて尾根に出ると、テープが小まめにある。
小ピークまでは、岩の横、岩の間、岩を登る、急登と変化に富んでいる。
9時50分小ピークに着き一服。ここまで枝葉に雨滴がないのでありがたい。
この先は岩尾根なのだが今までと比べると比較的登り易い尾根だ。890のピークを過ぎて少し下ると岩屋に10時25分に着く。
ここから辺りから灌木に付いた雲霧の滴が膝下を濡らし始める。4月初めに登った時にはこの辺りからヒカゲツツジが出迎えてくれたが、今は木々の間に覗くヤマボウシだなどと思いながら登ると、10時46分岩峰に着く。ヤマツツジがまだ見事に咲いている。
ここまで登れば山頂はもう一息だ。が道は狭く急登になる。
11時1分山頂に着く。今年は花の開花が早いのでヤマボウシはピークを過ぎてしまったかと不安だったが、南側の谷や山腹のヤマボウシは雲で全容は分からぬが十分咲いている。
山頂から東側展望岩、九千部分岐へと歩みを進めるうちに雲も切れてこの絶景だ。雲とヤマボウシのコントラストが織りなす景色もいいものだ。
これから登る920の山腹もヤマボウシで彩られているね。
11時51分東側尾根への分岐に着き昼食。東側尾根を牛首尾根と呼ぶ人もいる。尾根東側の岩場を牛首と云うからだろうが何方の呼び名でもいいだろう。東側尾根も吾輩が勝手に呼んでいるだけだ。
東側尾根への道は歩く人も少なく、道と云うには心細いばかりでテープの印を辿るだけだ。間違って国道に下ったこともあった。
尾根ピークの920へは灌木を掻き分けて進むような道だ。少し離れると姿が隠れる。
12時36分920ピークの露岩に着き、上から眺める九千部岳と、
妙見岳・国見岳稜線。
尾根の下りはじめ100mぐらいは岩が重なる急坂だ。分かりずらいが目印はあるから迷うことはない。
ここを過ぎれば倒木の目立つ樹林の道となり、13時38分県道三叉路に出て、車道を歩いて14時4分トレイルセンターに無事下山。
と云いたいとこであるが、東側尾根の樹林を下る途中、我輩は倒木に躓き転倒、右手薬指脱臼並びに挫創。立上り、指を曲げても曲がらない。骨折かと思ったが病院の診断は脱臼。思わぬところに落し穴があるから注意しょう。下まで降りてきて注意力が散漫になったとは思いたくないがそうなのだろう。
同行の山仲間に何から何までお世話になりました。感謝で一杯です。
今日の行程、
トレイルセンタ8:50-9:08取付き-9:50小ピーク9:56-10:25岩屋-10:46岩峰10:52-11:01九千部岳11:26-11:51尾根分岐(昼食)12:11-12:36920ピーク12:43-13:27露岩-13:38車道3叉路-14:04トレイルセンタ