2023年7月16日、日曜日、晴。前日から赤川登山口で車中泊。4時起床星空だ。天気予報通り晴だろう。今日は秋にしようと思っていた、赤川登山口から久住山、稲星、白口、中岳、天狗、星生、扇ヶ鼻、赤川登山口の周回ルートだ。
5時50分駐車場を出発。
50mほど歩くと赤川登山口で左に進む。右は赤川温泉だ。
5分ほど登ると、扇ヶ鼻への道を左に見送り、6時2分橋を渡る。
沢沿いを登って行くと温泉(冷泉)を送るパイプから温泉が噴水。
最後の林道から林に入り30分ほど登った7時見晴らしのよいところに出る。
1週間頑張って働いたご褒美(同行者の弁)がこの阿蘇涅槃像の眺めと、おそらく祖母山だろう眺めだ。
この先から15分ほど木段を登る。もう下って来る人が。楽な面もあるが段差が合わないところは意外にきつい。
木段が終わると岩道になる。
標高を上げるに従い、祖母山の眺めが良くなる。
癒される花も見られるようになる。
周りが低い木々になり日に照らされる山腹がまぶしい。
左手に今日の最後に登る扇ヶ鼻が見える。
7時50分、久住の山頂部が見え、朝登山口で会った学生さんの団体が前を登っている。
7時56分久住山頂に着く。これ以上は望めない登山日和だ。同行者曰くこれも頑張って働いたご褒美だと。
ご褒美にあやかった人が小生を含めこんなに大勢いる。
この眺望もほんの一瞬ですぐにガスが南側から湧いて来た。星生山も中岳も呑まれそうだ。
山場の登りを終えたと云えこの先長いのでガスが切れるのを待てない。先ずは稲星山から白口岳と左回りで歩こう。稲星山にもガスがかかっている。日差しも強くなってきたが、強い風が吹いているので暑さは感じず心地よい。九重連山の稜線歩き満喫だ。
8時20分神明水分岐に下り稲星山への登りにかかる。
登りにかかるとガスで見えなかった天狗ヶ城と中岳(右))が左手に姿を現す。山を結ぶ吊尾根がいいね。
登るうちにうっすらと奥の方に稲星の山頂が見える。着く頃にガスが切れればよいのだが。
8時37分稲星山に着くと五里霧中。何も見えません。風が強く岩陰で休む人。
進む方向もガスで包まれている。
次の白口岳へと稲星越に下り始めてしばらくすると、一瞬ガスが切れて白口岳が姿を現す。大船山(右)から奥には由布岳も見えますね。
8時56分稲星越に着く。ここから白口岳ピストンだ。
道々、咲き始めたウツギ眺めながら歩く。蕾の薄いピンクがいいね。
左後方には今下って来た稲星山が姿を現す。此方から見ると台地状の山のようだ。
緩やかに15分ほど登ると9時13分白口岳山頂に着く。
白口岳から眺める明日登る三俣山と坊ガツル。
次の中岳へと白口を下り始めると、中岳(右)や久住山(中央奥)のガスが取れて来た。
9時32分稲星越に戻り中岳へ。鞍部から眺める中岳の急登。
難所のロープ場を登りあがり、
眺める白口岳と稲星山。白口岳は後方が霞んでいるので写りがいいね。
稲星山はこちらからの眺めが好きだ。
ロープ場を登れば、中岳はもう間近だ。久住山と比べると九州最高峰と云えど人は少ない。
10時11分中岳山頂。ここで昼。
山頂から眺める御池と久住山。
10時27分、天狗ヶ城に向け午後の部スタート。山を隠すほどのガスは無くなった。鮮やかな夏空の青がいいね。
吊尾根を歩くこと10分強の10時38分天狗ヶ城山頂に着く。
次の頂は少し長丁場になる星生山だ。ここから眺めると星生崎への急登も緩やかに見えるな。
下り始めると真下に見える御池の青がいいね。周りの緑が青を際立たせる。
11時2分久住分れまで下って来た。星生崎への登りを頑張り、12時頃までに星生山にたどり着ければよいのだが。
登り始めて眺める久住山。久住分れには続々と登山者が登って来る。考えるまでもないがまだ午前中なのだ。
ひたすら足元のみを見つめて、亀さんの歩みで、星生崎に11時18分着く。なん~だ15分で登れるではないか。西千里を人が蟻のように行き交う。後方扇ヶ鼻。
ここからは巻道でなく久しぶりに岩場の稜線を歩こう。
10分ほど歩くと星生の窓に着く。窓から眺める扇ヶ鼻。
岩稜右手は硫黄山と三俣山。
星生山頂への岩場の登りだ。
11時54分山頂に着いた。ヤッター12時前だ。大きなピークはこれで終わったが、気を抜かずに歩こう。
気温23度だが、風が強く汗もそう流れない。
涌蓋山の眺めがいいですね。色が重なって黒岩山から泉水への山並みがはっきりしないのが惜しい。
ここからは20、30年か振りで稜線を歩いて扇ヶ鼻分岐に下ろう。
ここまでの雨で水をたたえた池がいくつも見える。
12時33分扇ヶ鼻分岐に着き、
緩やかに登って山頂が見えるところまで来た。
12時51分扇ヶ鼻に着く。
少し先まで足を延ばして眺める扇ヶ鼻。
山頂から100mほど下り、赤川登山口への道を取る、13時6分。
下り始めの滑り易い斜面を無難に通過して、展望岩から阿蘇山を眺めれば霞んでしまい眺望はない。
下る道々にこんな花が。
14時8分、久住山・扇ヶ鼻の分岐に出て、14時12分赤川登山口へ無事下山し、赤川荘の奥にある雄飛の滝を見に行く。滝の下へは沢を遡上しないと行けそうもないので、赤川荘の東屋から眺める。滝左手は赤川荘の露天風呂のようで、滝を眺めながら風呂に入れるのだろう。
赤川荘玄関横の飲用可の冷泉水を口に含むが、刺激が強くとても飲めたものではなかった。
下山後、久住高原ホテルの日帰り温泉に浸かる。ここの露天風呂は赤川温泉から引いたもので少し温め。モンベル会員だと300円で入浴できる。
長者原に移動して、タデ原を散策。前日とは違った花も見られた。
開き始めた
色が濃くなった。
日がある間は長者原も暑かったが、19時頃からは涼しくなり、夕立が来るとより涼しくなった。