2023年10月21日、土曜日、晴。晴が続きそうなので、年内には登りたいと思っていた対馬の山へ。9時35分長崎空港から対馬へ。
平戸、壱岐上空を飛び、10時15分対馬空港に着く。
レンタカーを借りて、空港から一番近い白嶽へと向かう。早くも10時52分登山者用駐車場(②の地点)から双耳峰の白嶽を望む。ここから③の登山口までは舗装林道の狭い道を3キロ弱進む。
慎重に走って11時過ぎに登山口駐車場に着く。数台しか止められぬ駐車場は満車。
どうにか路肩に停めて11時30分出発。
登り始めると直ぐに小さな石橋を渡る。
道は岩と石だらけだ。こんな道が続くのでは大変だと思っていたら、
それも2,3分のことで、歩き易い沢沿いの道になる。
歩き始めて5分ほどで、案内板を見て木橋を渡る。
しばらくは植林の中を沢を渡り返しながら緩やかな登りだ。
11時41分今度は木橋だが丸太づくりを渡る。橋の手前には違う種類の案内板がある。地形図で現在地が分かりやすいのが良い。が、近くにあっても一方の案内板と距離が違うのが困る。
ここから3,4分も歩くと右上に巨岩を見る。ほかにも大きな岩が目立つ。
そしてすぐに沢を渡る。
ここを過ぎたあたりから、やや急な登りになるのと、道も荒れて来る。
11時56分、大きな岩が連なり重なる、行者の岩屋と云われるところまで登って来た。岩の隙間を余裕を持って通り抜けられる。
岩屋を過ぎると、歩き易い道となる。
岩屋から10分ほど歩いた12時6分鳥居に着く。
鳥居の所で上見坂(かみざか)登山口からの道と合流する。
距離的には2/3ほど登って来たのだが、時間的にはまだ半分も登っていない。と云うことは急登になると云うことか。
想像した通り、徐々に登り勾配は増し、九十九折の登りとなる。
鳥居から数分も登ると、右手岩の基部に祠を見る。祓戸神社とある。
12時16分山頂まで400m地点から2分ほど登ると、
ロープが現れた。ロープが要るほどの急登ではないのだが。道外れ防止かな。
12時25分左手に岩壁が見えて来た。山頂に近づいて来たな。
間もなく右手に赤い小さな祠。
ここからロープのかかる荒れた急斜面を登ると、
12時31分テラスへの分岐になる小さな広場に出る。
テラスは帰りに寄るとして、目の前ロープのかかる斜面を登り山頂へ。
丁度人が下りてきた。
上まで登ると、左雄岳、右雌岳を分ける鞍部だ。
鞍部に立てば、目の前はこんな眺めだ。
そして鞍部から2,3m下りて左手に進めば、左側に祠が並ぶ。
祠を過ぎれば、山頂への登りだ。数mも登ると、
ここが白嶽の核心部の難所だ。左は切れ落ちた断崖だ。
でもね、右側を登ればな~んてことは無いのだ。
と思うのもつかの間で、登った先2mの茂みを抜けると、
足元が切れ落ちた絶壁なのだ。
右手山頂へと岩壁に沿って回り込んで進むのだ。ほんの10mもないのだが左手はずーと絶壁だ。高所恐怖症の人にはたまらない時間だ。
絶壁からの眺めはこの通り。
12時45分、白嶽山頂(雄岳)に立つ。遮るものは何もない360度の眺望だ。目の前に雌岳と浅茅湾だ。
もう少し頑張って先へと進むと、右下に岩のテラス、左下に白嶽神社の鳥居。
共に雌岳の基部にある。
眼下、岩のテラス。
山頂部は数人は立てる広さがあるものの吾輩には高度感がありすぎる。
反対側は行く気になれない狭い岩。
浅茅湾の青が本当に素晴らしい。何度も登っている人が今までで最高の眺めだと。
さらに、あそこに見えるのが韓国だよと。残念ながら写真には写らない。
核心部のナイフリッジは上から見るとこんな感じで、なんてことはないのですが、見えない向こう側は断崖だ。
10分ほど脂汗をかきながら景色を十二分に堪能したので12時56分安全地帯のテラスへと下る。山頂部からの下りも、岩場を落ちて行くような感じで緊張するね。滑ったら終わりだ。
核心部のナイフリッジ。いざ挑戦!
いやいや、安全サイドの岩溝を取る。
テラスに行く前に、山頂から見えた白嶽神社に13時3分参拝。
広場へ下り、岩のテラスへ。
1分もかからずに13時9分テラスに着く。先端の石の所にも行けない吾輩。
テラスから見上げる雄岳山頂部。右雌岳。テラスに落ち着いたところでコーヒーを飲み一服し、13時24分下山に就く。
速足で下り14時11分登山口に下山。約2時間半の山行でした。風もなく、恐れていた山頂に安心して立てた。出足順調。明日は龍良山(たてらさん)ともう一ヶ所どこかに登ろう。