2017年5月8日、晴。雲仙に登れば南に天草の山が眺められるが一度も足を踏み入れたことがない。そこで天草の山に登ろうと思い立ち、連休明けの人が少なくなるのを待って登る。島原の口之津港から天草の鬼池港にフェリーで渡る。国道266号で牛深を目指して走る途中右手に頭岳(がしらだけ)がある。9時過ぎに登山口近くの公園の駐車場に車を止め、9時30分に出発。ガイド本では頭岳と小頭岳のピストンになっているが登山道は行人岳へ縦走できそうだが現地に行ってから戻るか行くか判断しよう。
駐車場から国道を横切り農道を歩けば、目の前に頭岳だ。右のへその様な小さなこぶが小頭岳だろう。
一時間も農道、舗装林道と歩くと一軒家を見る。
一軒家から直ぐに記念碑を見る。このような記念碑を林道によく見るが税金の無駄使いだと思うね。
国道から1時間半近く歩いた10時55分、ようやく林道も終わり山道にはいる。
林道終点から20分弱も登った、11時13分頭岳と小頭岳の分岐に着く。この道標によれば行人岳まで行けそうだ。
分岐から5分ほど登り、11時18分頭岳の頂に着く。
山頂に石塔が並んでいるが、左の大きなものには頭岳と刻まれている。
山頂からは南東に登山口の公園あたりが見下ろせる。
南に六郎次山や権現山が見えるが霞んではっきりしない。
ここで昼飯をとったのち、小頭岳・行人岳に向かう。10分ほどで小頭岳に着く。縦走路中のピークに過ぎない。
小頭岳から雑木林の中を歩き、行人岳の手前で林道に下って登り返す。林道からの登り返しには標があるので迷うことはない。小頭岳から40分ほどで行人岳に着く。木々の間から頭岳を望む。
12時33分祠のある行人岳(普賢岳)に着く。
行人岳から北西に開けた先に見えるのは角山???
祠あたりをうろつくと、石板に天草の山のロケーションが刻まれている。
よく見ると一つの山と思っていた行人岳と普賢岳は別々の山になっているではないか。石板では行人岳と思っていた山が普賢岳だ。
そこで行人岳を探し回り5分ほどで行き着きました。
行人岳にある案内板によると次の通りです。これにて一件落着。
林道に戻り、国道側に降りる道がある。案内は無いがここは適当に国道側に下ればどこかに出るだろうぐらいの気持ちで下る(赤点線)。迷うこともなく14時41分国道に出る。この頃はまだGPSで軌跡をとっていないからどのルートを歩いが確証はない。左が頭岳、右が行人岳だ。
13時50分駐車場に着く。
頭岳の行程、
駐車場9:40-10:55林道終点ー11:13分岐-11:18頭岳(昼食)11:36-11:48小頭岳-12:33普賢岳・行人岳12:50-国道13:41-13:50駐車場
本日の宿牛深の道の駅に向かう途中、六郎次山(ろくろうじやま)に寄る。14時40分六郎次山への案内を見て車を路肩に止め歩く。
車道を歩くこと延々300秒、呆気なく山頂に着く。
眺望の良い山となっているが霞がかかって景色はさっぱりです。
牛深の道の駅の上に橋が架かっているのですが、夜は何とも幻想的な橋になる。
余談:楡周平の「サリエルの命題」を読む。色々考えさせられますね。
5月から季節に合わせた山登りを書いてきたが、雪山は登らないのでしばらく季節外れの参考記録になる。