2023年1月21日、土曜日、晴。そうめん滝の氷柱を期待しながら、年明け初めての多良山系歩きに行く。
何時もの駐車場(P2)に着くと満車、八丁谷に近い駐車場はどうかと行くと空いていた。9時11分出発。そうめん滝にはここからだと大払谷、シャクナゲ尾根、ウナギテ沢を思いつくが、最も早く楽なウナギテ沢で行く。9時11分出発。9時27分八丁谷猿田彦大神に着く。
完全に落葉したこの時期、何時もならウナギテ沢は水量も少なく、チョロチョロ流れる滝なのだが、最近の雨のせいか水量があり風情がある。
滝を眺めながら飽きずに登れて、10時38分中山越に着く。
ここからそうめん滝を目指して平谷越への道を進む。冷え込みがたらないのか歩く足元が柔らかい。霜柱を踏み潰すザクザク感もない。途中の斜面にもツララの気配なし。そうめん滝のツララは期待薄か。11時10分岩を回り込むと陽に照らさて輝くツララが目に飛び込む。
気温が高いのかツララの先端と苔から雫が流れ落ちる。ツララと雫の共演だ。
平谷越寄りのもう一つの岩壁ツララへと進むと、こちらも融けずに頑張っている。白く見えるのは岩と氷の間を水が流れているのだ。
11時28分平谷越へ着いて、
経ヶ岳へと鎖場を登る。所々凍ているので慎重に登り、中腹の展望岩に11時38分着く。タワラギ山、片木岳の眺め。
片木岳から右下中山キャンプ場辺りへの眺め。
多良岳の眺め。
最後の鎖を登り上がると、薄っすらと雪が。前日の曇り空がこの高さは雪だったのか。
11時51分経ヶ岳に着く。
山頂からぐるっと右回りに眺める。風は無く陽が射しているにもかかわらず手袋をしないと手がかじかむ。
マンサクはどうかと探すと、準備完了!ツララを観に来たのにもう春だ。
多良岳まで足を延ばそうと、中山越に12時38分着いて、登り返して笹岳岩壁下に13時8分着くと、足元に光るものが。ガラスの欠片なら危ないと拾うとツララの欠片だ。
上を見上げると岩から滲み出た水がツララとなっている。
下には雫で氷柱の華だ。
西岳に向かう途中からは、国見岳の姿や、
864の横顔、
笹南峰と笹岳が、冬枯れの林の中に見ることが出来た。
急勾配を登り13時37分西岳に着く。16時までには下山しようと、急ぎ多良岳に向かう。
13時49分、役行者。まだ多良岳に向かう人が居る。
最後の登りと頑張って階段を上り、国見岳に寄って、14時11分太良権現に着く。ここでは日差しを受けると温かく感じる。
何となくすっきりしているなと思ったら、経ヶ岳側と前岳側の雑木が伐採されて眺めが良くなっていた。朝の寝坊が前岳を諦めさせる。
国見岳との分れまで戻り、ここのマンサクはどうかなと上を眺めると、立派な蕾を沢山付けている。1ヶ月後はマンサク観賞登山だ。
金泉寺に14時32分着いて参拝。
八丁谷への下りからも、冬枯れならではのシャクナゲ尾根、経ヶ岳を眺める。
水場の下の沢には水音が響き渡る。
15時30分は丁谷に下り、15時43駐車場に戻る。
冬枯れの景色を堪能しながらツララを眺め、春の訪れを感じる山行でした。
今日の行程、
駐車場9:11-9:27八丁谷-10:38中山越-11:10そうめん滝-11:28平谷越-11:51経ヶ岳(昼食)12:11-12:38中山越-13:15笹岳鞍部-13:37西岳-14:11太良権現-14:32金泉寺-15:30八丁谷-15:43駐車場