A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

Sonny Stitt sits in with The Oscar Peterson Trio

2007-01-12 | MY FAVORITE ALBUM
休み明けで仕事に復帰して、頭の中も時間もしばらく仕事モードになってたが、やっと普通のペースに。
ちょっと気休めに気楽に聞いたのがこの一枚。

BILL EVANSが大きく変身した1959年。ある意味EVANSの対極にいた大物OSCAR PETERSONも大きく変った記念すべき年である。
長年、ギターのHERB ELLISを加えた、ドラムレスのトリオで演奏していたが、この年から、ED SHIGPENのドラムを加えた通常のピアノトリオ編成になった。

最初の演奏ツアーがこの年のJATPのヨーロッパツアーだった。
その時、パリで録音されたのがSHIGPENを入れた最初の録音だと思う。
トリオ演奏とは別に、SONNY STITTのアルトをゲストに加えた録音がこのアルバムだ。

帰国後、このSHIGPENを加えたトリオは、一気にアルバム10枚に渡る有名作曲家のSONG BOOKシリーズを録音するマラソンセッションを行っている。
ELLISのギターとはまた違った味付けのSHIGEPENの軽快なドラムがピーターソンのピアノと上手く調和している。まさに、その後のPETERSONのピアノトリオのサウンドの原点がここにある。

JAZZを聴き始めた人に何のアルバムをまずは勧めるか?
人によって色々意見やこだわりがあると思う。いわゆる歴史的に有名なプレーヤーの名盤というものがまずは頭に浮かぶが。後は、聞きやすいというのもひとつの考え方だ。
自分なら、この一枚を加えるであろう。

はじめて聞く人には、やはりスウィングするJAZZを基本にしたい。
大物プレーヤーがいた方がいいし、有名曲を演奏し、それにゲストを加えて一味加えて、耳に心地良いサウンドに仕上げているものというと、この一枚はピッタリだ。

SONNY STITTもアルトとテナーを吹き分け、A面はアルトでパーカーに捧げ、B面はテナーでカウントベーシー&その仲間達に捧げている。ツアーの途中の録音とはいえ、アルバム全体としての企画も考えられている。

STITTのプレーは自分としてはアルトが好きだ。パーカーに似ていてもいいではないか。

お気に入りは、パーカーのAU PRIVAVE

50年代最後の年、1959年はテレビ局も増え、ブルーバードも発売された年。
JAZZの世界も変革期だったが、経済的にも60年代の高度成長時代、3C時代に突入していった節目の年。

I CAN'T GIVE YOU ANYTHING BUT LOVE
AU PRIVAVE
THE GYPSY
I'LL REMENBER APRIL
SCRAPPLE FROM THE APPLE
MOTEN'S SWING
BLUES FOR PRES,SWEETS,BEN AND ALL THE OTHER FUNKEY ONES
EASY DOES IT

SONNY STITTE (as,ts)
OSCAR PETERSON (p)
RAY BROWN (b)
ED THIGPEN (ds)

Recorded May,18,1959 in Paris

この年の5月には、ペギー葉山の南国土佐を後にしてが発売された。
♪ 南国土佐を 後にして 都に来てから 幾年ぞ 思い出します 故郷の友が

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