A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

サド・メルがブルースの歌伴をやると・・

2007-03-05 | Thad Jones & Mel Lewis & VJO
PRSENTING JOE WILLIAMS ,
THAD JONES-MEL LEWIS & THE JAZZ ORCHESTRA




レーベルで一番有名になったのは、
THAD JONES-MEL LEWIS & ”THE JAZZ ORCHESTRA”だ。
というよりは、自分が一番気に入っているからかもしれない。

オーケストラの演奏は、LIVEでの演奏がサドメルの一番良さであり、楽しさを味わうことができるが、少し毛色の変わった歌伴もこのレーベルで2枚ある。
一枚は、以前紹介した、RUTH BROWNとの共演。そして、もう一枚がこのJOE WILLIAMSとの共演。

ジョーウィリアムスは50年代にカウントベーシーの専属歌手で、その後もベイシーとの付き合いが長かった。
1918年生まれのジョーは、Chicagoのサウスサイドの生まれ。ちなみに誕生日は12月9日でシナトラと一緒だそうだ。シナトラの方が3歳年上だが。
生まれた土地柄、Jazz、Blues、そしてGospelに囲まれて育ったが。彼のヒット曲の"Everyday I have the Blues"に代表されるように、彼の十八番はやはりブルース。
この、ジョーの歌にサドメルがどのようにバックをつけるかが見ものであるが、やはり、それは期待通りの出来だ。

サドジョーンズとメルルイスは、1955年の7月、デトロイトで開かれた”BATTLE OF THE BAND”に、ジョーンズがカウント ベイシーの一員として、そしてルイスがスタンケントンのメンバーとして参加した時から2人の間には構想があったらしい。
2人の理想を掛け合わせると、過去の伝統を引き継ぎながらも明日を向いて、黒っぽい雰囲気も出せば、白っぽい洗練されたセンスも感じさせ、全員がコンボ編成のソロの良さも、ビッグバンドのアンサンブルワークもこなせる、理想的なオーケストラになっていったのだろう。

このアルバムでは、ジョーウィリアムスに合わせて、全編ブルージーな演奏だが、単なるブルースバンドではなく、サドメルの特徴や良さが存分に発揮されている。
中でも、エリントンの名曲のIT DON’T MEAN A THINGのスキャットとサックスセクションのソリは圧巻。

GET OUT OF MAY LIFE
WOMAN’S GOT SOUL
NOBODY KNOWS THE WAY I EEL THIS MORNING
GEE BABY AIN’T I GOOD TO YOU
HOW SWEET IT IS
KEEP YOUR HAND ON YOUR HEART
EVIL MAN BLUES
COME SUNDAY
AMCK DAB IN THE MIDDLE
IT DON’T MEAN A THING
HALLELUJAH I LVE HER SO
NIGHT TIME IS THE RIGHT TIME

Thad Jones(tp)
Jerome Richardson(as)
Jerry Dodgion(as)
Eddie Daniels(ts)
Joe Farrell(ts)
Pepper Adams(bs)
Snooky Young(tp)
Jimmy Nottingham(tp)
Bill Berry(tp)
Richard Williams(tp)
Bob Brook Meyer(vtb)
Garnett Brown(tb)
Tom Mcintosh (tb)
Cliff Heather(btb)
Roland Hanna(p)
Richard Davis(b)
Sam Herman(g)
Mel Lewis(ds)

Recorded in 1967

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