THE DIZZY GILLESPIE REUNION BIG BAND
コリアの演奏に引きづられて70年代まで行ってしまったが、再び60年代後半に戻ってみる。67年は、時代の寵児ジョンコルトレーンが急逝した年。JAZZは、更に混沌とした時代が始まる。
VILAGE VANGUARDでジャムセッションに興じていた御大ガレスピーは、この年1967年BIG BANDの再編の構想を練っていたらしい。
ガレスピーといえばBIGBANDとは切っても切れない。というよりは、ガレスピーは機会があれば、いつもBIG BANDをバックに従えた演奏を望んでいたのであろう。
どんなプレーもこなすが、根っからのBIG BAND好きだったのかもしれない。
ところが、この時代はレギュラーでBIG BANDはなかなか持てない時代だった。ジャズが多様化する中でBIGBANDは冬の時代、ガレスピーといえども例外ではない。
VILLAGE VANGUARDに出ていた常連サドメルも、月曜日の夜だけにレギュラー出演していたリハーサルバンドだった。たしか、秋吉敏子がルータバキンと出会ったのもこの頃。
皆、何かやりたくてうずうずしていたのだろう。
この再編を目論んだのは、ベルリンジャズフェスティバルの企画していた「ヨヒアムEベーレント」。近年、BIGBANDを持てないでいたガレスピーに、思い切ってBIGBANDをバックに吹いてもらうために、1968年のベルリンジャズフェスティバルで、ガレスピーのオーケストラの再編が企画されたのだ。
初期のアレンジャーであったGIL FULLERが3代に亘ってメンバーを集めてヨーロッパツアーを敢行、そしてベルリンジャズフェスティバルに参加した時の録音がこのアルバムだ。
奇しくも、ガレスピーのバンドに後のMJQの主要メンバーが在籍していた有名な48年のオーケストラの訪欧から20周年、まったく無名だった頃初めてヨーロッパに渡った38年から30年が経った記念すべき年であった。
まさにタイトルどおりの再編成(REUNION)オーケストラの好演だ。
特に、新しい試みがある訳ではないが、一曲目のThings to Comeが始まると、そこはガレスピーの世界だ。
エリントンやベーシーとは一味違う、ソロを引き立たせるオーケストラとしてはピカイチかもしれない。
ちょうど、このコンサートの映像も見ることもできる。
ガレスピーのプレーもまだ50歳。まだまだ若い。
A1 Things To Come (5:29)
A2 One Bass Hit (6:35)
A3 Frisco (7:55)
B1 Con Alma (10:15)
B2 The Things Are Here (7:40)
B3 Theme - Birks Works (1:40)
Trumpet - Dizzy Gillespie , Dizzy Reece , Jimmy Owens , Stu Haimer , Victor Paz Paul
Saxophone - Cecil Payne , Chris Woods , James Moody , Paul Jeffery , Sahib Shihab
Trombone - Curtis Fuller , Ted Kelly , Tom McIntosh
Piano - Mike Longo
Bass- Paul West
Drums - Candy Finch
Producer - Joachim Ernst Berendt
Recorded live at the Berlin Jazz Festival ,7 November 1968
コリアの演奏に引きづられて70年代まで行ってしまったが、再び60年代後半に戻ってみる。67年は、時代の寵児ジョンコルトレーンが急逝した年。JAZZは、更に混沌とした時代が始まる。
VILAGE VANGUARDでジャムセッションに興じていた御大ガレスピーは、この年1967年BIG BANDの再編の構想を練っていたらしい。
ガレスピーといえばBIGBANDとは切っても切れない。というよりは、ガレスピーは機会があれば、いつもBIG BANDをバックに従えた演奏を望んでいたのであろう。
どんなプレーもこなすが、根っからのBIG BAND好きだったのかもしれない。
ところが、この時代はレギュラーでBIG BANDはなかなか持てない時代だった。ジャズが多様化する中でBIGBANDは冬の時代、ガレスピーといえども例外ではない。
VILLAGE VANGUARDに出ていた常連サドメルも、月曜日の夜だけにレギュラー出演していたリハーサルバンドだった。たしか、秋吉敏子がルータバキンと出会ったのもこの頃。
皆、何かやりたくてうずうずしていたのだろう。
この再編を目論んだのは、ベルリンジャズフェスティバルの企画していた「ヨヒアムEベーレント」。近年、BIGBANDを持てないでいたガレスピーに、思い切ってBIGBANDをバックに吹いてもらうために、1968年のベルリンジャズフェスティバルで、ガレスピーのオーケストラの再編が企画されたのだ。
初期のアレンジャーであったGIL FULLERが3代に亘ってメンバーを集めてヨーロッパツアーを敢行、そしてベルリンジャズフェスティバルに参加した時の録音がこのアルバムだ。
奇しくも、ガレスピーのバンドに後のMJQの主要メンバーが在籍していた有名な48年のオーケストラの訪欧から20周年、まったく無名だった頃初めてヨーロッパに渡った38年から30年が経った記念すべき年であった。
まさにタイトルどおりの再編成(REUNION)オーケストラの好演だ。
特に、新しい試みがある訳ではないが、一曲目のThings to Comeが始まると、そこはガレスピーの世界だ。
エリントンやベーシーとは一味違う、ソロを引き立たせるオーケストラとしてはピカイチかもしれない。
ちょうど、このコンサートの映像も見ることもできる。
ガレスピーのプレーもまだ50歳。まだまだ若い。
A1 Things To Come (5:29)
A2 One Bass Hit (6:35)
A3 Frisco (7:55)
B1 Con Alma (10:15)
B2 The Things Are Here (7:40)
B3 Theme - Birks Works (1:40)
Trumpet - Dizzy Gillespie , Dizzy Reece , Jimmy Owens , Stu Haimer , Victor Paz Paul
Saxophone - Cecil Payne , Chris Woods , James Moody , Paul Jeffery , Sahib Shihab
Trombone - Curtis Fuller , Ted Kelly , Tom McIntosh
Piano - Mike Longo
Bass- Paul West
Drums - Candy Finch
Producer - Joachim Ernst Berendt
Recorded live at the Berlin Jazz Festival ,7 November 1968