障害と英語と夢と

16歳で障害者になった40代主婦。
苦しみ続けた日々と人生を変えた独学英語について

英検1級後の転落 ①

2021-06-13 17:45:36 | 講師の仕事
6年前、何とかぎりぎりで英検1級に合格しました。
1年がかりでもぎ取った資格でした。

当時の私は個別学習塾、そして集団クラス学習塾とかけもちで働いておりました。生徒は中学1~3年生。

仕事にも慣れ、1級にも合格し気付かぬうちに天狗になっていました。

そんな時、転機が訪れます😳 

ひょんなことがきっかけで「私と一緒に働きませんか?」と
英会話教室を経営されている方から声がかかりました。

ちょうど英検1級をパスし、個別塾での仕事もマンネリ状態。
そろそろcomfortable zone から抜け出さねばと感じていた矢先でした。

塾での経験もありこの分野において自信もあった私は、
この降って湧いたチャンスに飛びつきました。

ところが、この教室は私が想像していたものとは全く異なる
世界でした😲 
重きを置いていたのは英語発音指導、人材育成、人間教育でした。

オーナーは発音指導の専門家であり、彼女の発する英語と声は
本当に美しく聞きほれるものでした。
一方で私と言えば、発音なんかどうでもいい、とにかく資格試験に合格できて通じればいいんだと、
発音の分野は放置してきました。
その結果、一番苦手分野となってしまい、臭い物に蓋をし続けてきました。

そんな状態にもかかわらず、新たな教室で新たなクラスを受け持つことになり、
彼女が奏でる英語を耳にしながら、私も隣の部屋でレッスンをスタートしました。

生徒は小学生のグループ。
中学生に受験英語を教えてきた私には未経験の分野でした😲 
この子たちの真っ白なキャンバスに私が色をつけていくのか。
迫りくる責任感。発音も然り😖 

自分が英語を発する度、あまりにもかけ離れたオーナーとの音色に自己嫌悪に陥りました。
そして今まで積み上げてきたものは何だったのだろう。
英検1級の資格も全く役に立たず、振り出し地点まで突き落とされ、
天狗になっていた鼻もへし折られ、終には英語を発することに恥じらいと恐怖さえ感じるようになりました😭 
自信もすっかり失い、これからどうするべきか、悶々と葛藤する日々が始まりました。(続く)



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