槍平小屋より上部の槍ヶ岳・飛騨沢ルートの最新登山道情報をお知らせいたします。現在雪の影響はなく、飛騨沢ルートについては軽アイゼンも必要ありません。
標高2060m付近。数年前の台風による倒木が登山道にかかってきました。しゃがんで通行できますが荷物量が多い方は注意して下さい。
中の沢(標高2150m付近)。対岸への取りつきはほぼ平行移動です。
最終水場(標高2250m付近)。取水可能です。槍平小屋まで登って来た方で、「かなり疲れてしまって、上まで行けるか心配だ」という方には、「最終水場まで登ってみて判断してみては?」というアドバイスをさせて頂くポイントになっています。飛騨沢ルートはここから急登が始まります。無理に標高を上げてしまうと、戻る余力がなくなってしまいます。大まかな目安ですが、槍平小屋から最終水場まで2時間以上かかってしまうような場合はそれ以上標高は上げず、槍平小屋に引き返すことを検討して下さい。
千丈乗越分岐(標高2550m付近)。本日、救急箱を設置しました。設置期間は9月30日までとなります。利用は無料ですが、必ず利用後は槍平小屋に連絡をお願いいたします。
飛騨沢上部(標高2700m付近)。画像右上に槍ヶ岳山荘。
標高2800m付近に残雪がありますが、登山道への影響はありません。
画像ではわかりづらいのですが、標高2900m~3000mにかけてのガレ場は先日までの雨の影響で洗堀が進んでいる場所が数か所あります。ルートを見失いやすいので、しっかり標識を確認して下さい。
飛騨乗越(標高3011m)。ここから槍ヶ岳山荘までは10~15分程度です。飛騨沢ルートで槍ヶ岳が見える場所は、右俣谷林道途中にある穂高平小屋の携帯基地局アンテナの脇から!を除けば、この飛騨乗越までありません。皆様が登山される日も、バッチリとこの姿が見えていますように!