われもこう(吾亦紅)便り

気ままにゆっくりと

象潟(きさかた)のねむの花

2023-07-02 20:23:58 | 日記

    象潟や雨に西施(せいし)がねぶの花     

ねむの花を見ると松尾芭蕉が「おくのほそ道」で詠んだこの句を思い出します。

芭蕉が最上川や象潟を歩いたはのは丁度梅雨の季節でした。

五月雨(さみだれ)を集めてはやし最上川

これは芭蕉が山形県の酒田で詠んだ有名な最上川の句です。

当時の象潟(秋田県にかほ市)は、入江に無数の島々が浮かぶ景勝地

でしたが、その後、地震で水面が隆起して陸地になり、今は水田になり、

芭蕉の時代の面影はありません。

昔を偲んで、ご近所のねむの花と松島の写真で

こんな合成写真を作ってみました。

わたしは60年前、「おくのほそ道」と、同行した弟子、曽良の「曽良旅日記」

を手に1年がかりで芭蕉の旅をたどったことがあります。

象潟や酒井は丁度梅雨の季節でした。あれからもう60年!! 

思い出は尽きません。

 

 

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