比治山神社秋祭り奉納神楽 131027
10月27日、比治山神社(広島市南区)秋祭りの奉納神楽は、原田神楽団により「塵倫」「日本武尊」「悪狐傳」「紅葉狩」「八岐大蛇」が舞われました。「八岐大蛇」は鑑賞せずに帰途につきました。
演目のあらすじ
塵倫:前述のため省略します。
日本武尊:
時は十二代景行天皇の御代でありました。
天皇の第二子倭男具那命(やまとおぐなのみこと)は、勅命を受けて九州熊襲の国で権勢をほこり民衆を苦しめる豪族の首領川上梟師(たける)一味の成敗に出かけます。
川上梟師の館では、ちょうど館の新築祝いの宴の最中で命は一計を案じ美しい姫に身を変えて酒宴に臨み、酔いつぶれた梟師を討ち取ろうとする。梟師は命と一騎討ちとなるがついに命の強さに倒れてしまう。そのいまわの際に「わが西国にあって我に勝るものはいないと思っていたが倭(やまと)の国に命のような勇者もいたのか、このうえはわが名を奉る」と言い残して斬られる。倭男具那命(やまとおぐなのみこと)は、以後名を日本武尊と改めます
悪狐傳:前述のため省略します。
紅葉狩:
第63代冷泉帝(れいぜいのみかど)は平維茂(たいらのこれもち)を鎮守府将軍に任命し、悪名高い戸隠の鬼女退治を命じます、勅命を受けた維茂一行は、戸隠山へと向かいます。
時は秋、戸隠山のあまりの美しさに維茂は一日役目を離れ、紅葉狩りを楽しんでいました。しかし道に迷い一軒の館に差し掛かれば、美しい女性たちが紅葉狩りの宴を開いているのに出会う。
じつはこの女性たちは平維茂に恨みを抱き命を狙っていたのです。維茂一行は不審に思いながらも道を尋ね通り過ぎようとするが、女性たちは言葉巧みに宴に加わるように勧めます。
宴に加わった維茂一行は勧められるままに杯を重ねるうちに鬼女の妖術に掛かり倒れてしまいます、すると夢の中に八幡神が現れ「危ない、この者達こそ退治するよう命じられた鬼女である」と告げられ、驚いて目を覚ましたその時に、女性たちが鬼女に姿を変え襲いかかってきました。そして、入り乱れての戦いが続きますが、最後には鬼女を退治します。
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