現代視覚文化研究会「げんしけん」

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乙女はお姉さまに恋してる 『開かずの扉の眠り姫』

2006年11月01日 10時03分31秒 | アニメ・映像全般
 『おとボク』第4話を観させて頂きました。今回は、あの想い人へ届かなかった【高島 一子】が登場しました。彼女の想い人とは誰なのか。それと【瑞穂】の母親である【幸穂】と「縁」があるようですね。22年前の「エルダー・シスター」とは・・・。【一子】は感情が高ぶるとものすごい早口で喋り倒す癖がありますね。これには【瑞穂】も少々困り気味かな(笑)。
 『おとボク』は魅力的な女の子が多いですね。品もなり、茶目っ気もある【十条 紫苑】。この作品でのツンデレ【厳島 貴子】。幼なじみの【御門 まりや】。好意をよせる後輩【周防院 奏】と【上岡 由佳里】。もちろん、男の子ながら【宮小路 瑞穂】。特に【瑞穂】がエルダー発表の場で倒れた【紫苑】をお姫様抱っこするシーンが印象に残っています。

 寮。【瑞穂】と【奏】は平気な怪談話。2人の様子を見てつまらない【まりあ】。【由佳里】は凄く怖がっています。そこで【奏】がこの寮にまつわる怪談話をし始める。幽霊が出るらしい寮であった。代々語り継がれる話。ありふれたもの。やはり【由佳里】は怖がっていた。それを面白がる【まりあ】。
 疑問。なぜ【瑞穂】の部屋だけ「北側」に位置しているのだろうか?【まりあ】『それは・・・遺言なのよ。ゆ・い・ご・ん』と笑顔。何も変わらない部屋。時間が止まっていると思えるその部屋。【瑞穂】も感化されている。その【まりあ】の底抜けの明るさが羨ましいかもしれないですね。
 【瑞穂】も気になっていた。祖父の意図とは何だろうかと・・・。考え込んでいる【瑞穂】に【貴子】が声をかけて来る。今は世界史の授業中。【貴子】は【瑞穂】を心配している。まだ「お姉さま」に慣れていない「エルダー」でした。【貴子】は幽霊は苦手な様子ですね。言動と態度で分かりました。
 雨が降り続く夜。一人で眠れない【由佳里】が【瑞穂】の部屋を訪れる。【由佳里】にとっては【瑞穂】がとなりにいてくれれば良いのだった。【まりあ】ではダメらしいね。男である【瑞穂】は背中を向けるのだが【由佳里】は顔を見ながら眠りたい甘えん坊さん。『お姉さま、いいにおいがして・・・なんだか・・・みたい・・・です』と眠りにおちる。
 朝。【まりあ】が部屋に起こしに来ると驚愕の光景が展開される。驚いて当然ではありますね。【瑞穂】は男の子、【由佳里】は女の子だからね。【まりあ】の大絶叫が寮内に響くのであった。
 雨。事情を説明したが、まだ納得していない様子の【まりあ】。そこに【奏】が走って追いかけて来ます。開かずの部屋。それが【瑞穂】の部屋の以前の呼び名。そこには、22年前の悲しい恋物語が秘められている。その当時のエルダーと下級生。ただ慕い、想い、寄り添う。ただ一人、帰りを待っていた下級生。眠るように・・・会えず、届かない想い。【瑞穂】も、その事を聞き感慨深くなっていた。【瑞穂】は自室を見ながら考えていた。そこに、お茶を持って【奏】が訪れる。【奏】はある事を伝える為に訪れた。だが、【瑞穂】はあえて聞かない。そこには、22年前の女の子への優しさと気遣いが見て取れた。
 ポルターガイスト。ようやく揺れがおさまる。クローゼット中に封じたお札がある。その事を言う為に【奏】は来たのだ。その中を調べると、小さな悲鳴がした。【奏】の手にはやぶれたお札がある。『お札・・・やぶけちゃいました・・・』。すると【瑞穂】の部屋がまばゆい閃光に包まれる。
 目覚めた【一子】。宙に浮く女の子。幽霊さんらしい。やっと届いた想いを、時を越えて【瑞穂】にぶつける聖應女学院の制服を着る女の子【高島 一子】。本人は、死んでいる自覚がなかったが凄く前向きな女の子である(笑)。ほんの少し寝るつもりが、22年も寝てしまった。そして、理解する。【一子】が想う人に【瑞穂】は似ている。それが何の意味を成すのだろうか・・・。そこに、祖父の意図が垣間見える。
 【奏】は眠いようです。部屋に帰ります。部屋には【瑞穂】と残された【一子】。一緒に眠る事に・・・【瑞穂】は【一子】を受け入れる。なぜか【瑞穂】には触れる事ができた。そこには、温かく、ぬくもりがある。【一子】のお姉さまとはどんな方だろうか・・・。
 朝。またも【まりあ】の大絶叫が寮内に響いた事は言うまでもない。