現代視覚文化研究会「げんしけん」

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乙女はお姉さまに恋してる 『小っちゃな妹(かな)と大きなリボン』

2006年11月21日 00時28分38秒 | アニメ・映像全般
 『おとボク』第7話を観させて頂きました。大きなリボンがトレードマークの【周防院 奏】。今回は、その大切なリボンをめぐり生徒会との闘いが描かれる。その大きなリボンに込められた想いとは・・・。秋が深まり落ち葉が舞う。聖應女学院の制服も衣替えですね。【一子】ちゃんは変わらずそのままです。
 【瑞穂】に紅茶を入れる【奏】。【瑞穂】の世話役。とても美味しい紅茶の隠し味は【奏】ちゃんの笑顔。気持ちも柔らかくなる笑顔に癒される【瑞穂】。10月のある日。衣替えの服装検査。生徒会の【貴子】もいる。お互いに挨拶をする【瑞穂】と【貴子】。すると【貴子】が1人の生徒に目が行く。【奏】。【貴子】はその大きなリボンが気になるようだ。会長の個人の主観だが【奏】の表情はくもる。その明確な基準がない指導に納得がいかないのが【まりあ】。その言い合いなどの為に【奏】の表情から笑顔が消えてしまう。
 古文。【梶浦 緋紗子】が担当。【瑞穂】の心、ここにあらず。『かなは、このリボンがないとダメなのです。このリボンは、かなには、とっても大切なリボンなのです。』と思い出す。【まりあ】は【貴子】に反論しなかった【瑞穂】に怒る。妹のような大切な存在の【奏】を守る事ができるだろうか・・・。【緋紗子】先生も【瑞穂】の事が心配で声をかける。【緋紗子】先生は【瑞穂】が男性であることを知っている数少ない学校関係者。相談する。2つの道。【奏】が受け入れるか。【貴子】の決定を覆すか。主観の問題。大切なのは【瑞穂】の気持ち。【奏】が正しいと思うのならば、彼女の味方になってあげれば良いのだ。【緋紗子】先生は笑顔でいつものキャンディーをくれる。【緋紗子】先生からのアドバイスは【瑞穂】を楽にさせた。【瑞穂】はもう迷わない。【奏】を食事に誘う。元気がない目の前の彼女に【瑞穂】は言う。【奏】に落ち度がない事。色々と考えた結果『あなたは、私が守ります』と・・・。その事を聞き、笑顔が戻る【奏】。しかし【貴子】も決して悪くない。【紫苑】も【瑞穂】が心配で声をかける。そして、今までの経緯を話す。
 悪人はいない。そこには、異なる価値観がある。その事を言いたい【紫苑】。【奏】は悪くない。だからこそ、生徒会から処罰されない事を前提に行動を起す。闘うのではなく、自分の意見を素直に伝える事が大切なのだ。生徒会則付第三項。【瑞穂】【まりあ】【紫苑】。可愛い妹を守る為に立ち上がる。向った先は、生徒会室。【貴子】も間違っていない。その異議申し立て書を受け取る。これからが本番。掲示されれば校内で話題になるは必至。その矛先は【奏】に向う。彼女を批難する声もある。【奏】を守る事の本当の意味。
 世界史。気まずい【貴子】との関係。エルダーと生徒会長。【瑞穂】は間違っているのか・・・。正しい事は1つではないのだ。
 紅茶を入れる【奏】。手には包帯が巻かれている。【一子】が気がつく。【奏】は転んだだけと言う。【瑞穂】の悪い予感はあたる。その手の包帯の意味。【奏】を守る事の本当の意味。生徒会から守るだけではない。【奏】を周囲の責める声からも守る事が大切だった。その事ができずに【瑞穂】は情けない気持ちでいっぱいだった。何もできず、怪我の事も、責められていた事から守れずに謝る。それでも【奏】は【瑞穂】たちに感謝している。
 奏と大きなリボン。【奏】は両親の顔を知らない女の子。孤児院の出身。名前も院長先生がつけてくれた。そのリボンは院長から亡くなる直前に貰った物で、何よりも大切にしている。大切な思い出。そのリボンが【奏】に沢山の勇気を与え、支えて来た。【奏】のリボンへの想いを知り【瑞穂】は、また愛おしいと思うのだった。
 十月革命。今の【瑞穂】たちの心境。【紫苑】も不謹慎と前置きしながらも今のこの状況を楽しんでいた。【紫苑】のそんな所も好きですね。壇上では【瑞穂】が【奏】を守る為の闘いをしていた。【奏】の大切なリボンを借り【瑞穂】がつけて見せる。リボンの大きさだけの矛盾を指摘する。その事を壇上から【瑞穂】が生徒たちに呼びかける。「自主性は生徒自身により守られるもので、生徒の代表が全体へおしつけるものではない」と【瑞穂】は言う。【瑞穂】たちを包む拍手。彼女たちは支持された。【貴子】の指導は撤回され、笑顔の【奏】。【由佳里】も嬉しいそうですね。やはり【瑞穂】は優しすぎる。その曖昧な態度と言動は【貴子】との間にしこりを残す結果となった。