野鳥にもやさしい風力発電であってほしい・・・

私たちが使っている電気、野鳥たちが犠牲になっている!たかが鳥なのか・・・。

建設中止を求める署名426筆を提出しました!

2024-02-14 10:15:02 | 日記

「響灘洋上風力発電の建設中止を求める署名」426筆を事業者に提出しました。

 今はSNSで何千、何万の署名が集まるようですが、私たちはあえて自筆による実名署名をしていただき、郵送していただくことをお願いしました。遠くは東北の秋田や山形、宮城から、そして、埼玉、千葉、東京、大阪、兵庫、九州からは熊本、大分、宮崎から署名が集まりました。もちろん、福岡県民と北九州市民からも多数届きました。お手数とご負担をおかけして申し訳ありませんでした。本当にありがとうございました。このブログを通じてあらためてお礼申し上げます。

“風力発電から野鳥を守る”という皆様の熱意を受けて、昨日(2月13日)、事業者(ひびきウインドエナジー社)の建設事務所に赴き、担当者に手渡す際に、下記の文言を口述しました。

 ひびきウインドエナジー株式会社 代表取締役 水町 豊 様

「響灘洋上風力発電の建設中止を求める署名」426筆の提出について

 現在、建設工事が行われています「響灘洋上風力発電25基」が、響灘海域に生息する鳥類と、響灘海域の生物多様性に大きな影響を及ぼすことを懸念し、建設工事の中止を求める方たちからの署名が地元北九州市民をはじめ、国内各地から寄せられました。特に多くの風力発電が稼働し、さらに多くの計画によって、地域住民と事業者との間で紛糾事例が多い東北地方の方々も、響灘洋上風力発電が及ぼす影響を大変懸念しており、建設工事の中止を求めております。

 建設中止を求める理由については、昨年10月貴社に提出しました要望書と、この度の署名文に記載した通りですが、現時点ではこれらの問題点を解決しようという貴社の姿勢が見えないため、この度の建設中止を求める署名の提出に至ったところです。

 響灘は北九州市においては稀な島嶼地域であり、25基の風車による自然景観の損傷と、そして風車が発生させる低周波音による海域に近い住民への健康不安も懸念されております。

 また、本年元日に起きた能登半島地震においては、押し寄せる津波の恐怖を改めて思い知らされたところですが、海上に設置された風車が津波によって倒され、津波と共に陸域に押し寄せ、さらに甚大な被害に及ぶことは否定できません。海上の巨大な構造物の危険性についても認識を新たにしたところです。

 主として鳥類への影響を軽減し、響灘海域の生物多様性を保全するために、建設工事の中止を求めてきましたが、それに対して貴社と共同出資企業五社、そして誘致した北九州市も、この事業が及ぼす影響を真摯に受け止めているようには見えず、問題を先送りしているかのような姿勢は、将来に禍根を残す結果になると考えます。

 数々の問題を抱えた響灘洋上風力発電に、市民が皆賛成しているのではないことを重く受け止めていただき、一日も早い建設工事の中止を求めます。    以上。

 

 署名を受け取った担当者からお決まりのコメントの後、「署名は受け取るが、建設工事の中止はありません!」と、ほぼ黙殺されました。その間、何分経ったでしょうか。あまりにもあっさりとした署名提出と、事前にお願いしたマスコミの取材もなかったことに気が抜け、同行したメンバーと二人でバス停までトボトボと歩き、「署名提出なんて迷惑、たかが鳥のために中止はない!」と反論されたみたいで、徒労感が増しました。しかし、これからも野鳥の被害軽減だけでなく、人への健康不安や防災の観点からも意見を提出し、追及していきます。

【このブログをご覧の皆様へ】                      

署名の提出について、その趣旨などを広く市民のみなさんに知っていただこうと、事前にマスコミ各社に取材と報道のお願いをしましたが、私たちの訴えが弱かったのか、マスコミ各社には関心が無かったのか、報道されませんでした。そこで、皆様にお願いですが、この度の「建設中止を求める署名提出」について、皆様のツイッターやフェイスブックなどのSNSで発信・拡散していただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿