Marco blog

Que Sera, Sera / marco library / 北の旅人

老年の価値

2010年03月05日 | marco library
3/5.fri|友引|札幌のち|最高/

今朝のサッポロ、春の雪化粧…


ヘルマン・ヘッセ『老年の価値』朝日出版社2800円+税
マルティーン・ヘッセ=写真
フォルカー・ミヒェルス=編
岡田朝雄=訳

前回紹介の『庭仕事の愉しみ』が心に染みました。
http://blog.goo.ne.jp/yelloween_2008/d/20081105
けしてマルコの趣味が庭仕事ではありませんが、
自然に向ける思いや草木に対する尊厳に惹かれたわけです。

本書もヘッセ先生の詩文集です…
モノクロ写真もいい感じで。

―本文中より抜粋―

 私たちが若いときには、時おり、美的なものや快適なものや、視覚と官能快楽などを
いくら味わっても満足できないことがあったように、私たちは年をとるにつれていくら知
識を得ても満足できないことがあります私たちは、この地上での無限のもののうちで知
ることができるかぎりのものをできるだけ多く、取り入れなくてはならないと思います。
そしてそれはひとつのすばらしい欲求です。

1938年頃、ファァニー・シーラー宛の手紙から

「ヘルマン・ヘッセ(61歳の手紙より)自身は85歳まで生きました。」

どの年でこれに遭遇するかによって、感じる心に開きがあると思いますが、
紛れもなく一つの真実でしょう…





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