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「化石賞」 と 「化石燃料」

2019年12月30日 | 科学
 石油や石炭は「化石燃料」なので、元々は大気や地表・海中に在った「炭素」が地下に潜っただけです。大気や海に二酸化炭素が豊富にあった時には、大量の生物が活躍していました。現在騒がれている、温暖化係数の指針である「大気中の二酸化炭素濃度(以降、CO2)」が高い時には、「CO2原因説」が正しければ地球は灼熱地獄の筈ですが、人間には不快かもしれませんが、実際は動植物の天下でした。

 何故か「日本列島は日本人だけの所有物じゃないんですから、もっと多くの方々に参加をしてもらえるような、よろこんでもらえるような、そんな土壌にしなきやダメですよ。」と言うヒトはいても、「地球は人だけの所有物ではないんですから、もっと多くの動植物に喜んでもらえる環境が必要。」と言う人は出て来ません。それどころか、地球人口は地球史上最高を記録しています。

 動植物の生死は循環的でCO2には中立的ですが、何故か寒冷化が起きて「氷河期」になり、更に厳しい「氷期」に襲われ動植物は壊滅状態に陥りました。その後、動植物は氷の下に埋まり、CO2に対する影響が無いにも拘らず、温暖化が進んで死んだ動植物が地殻変動の影響も有って地下に沈みました。これが化石燃料なのですが、人間が誕生するまで「人工的」に地下資源を取り出す事が無いにも拘らず、この現象が幾度も繰り返されて現在に至ります。

 現在は、氷河期の間氷期にあたり、比較的暖かい時期に在り、生物がほゞ絶滅すると思われる次の氷期までは数万年残されているそうです。

 「化石」には色々あって、琥珀などに包まれて其の侭の形で残ったモノや、土に埋もれて消失した部分が異質物に置換されたモノ、生物の一部分が其の侭残ったモノ等があり、「化石燃料」は動植物が変質したモノです。

 最近、日本は「化石賞」を受賞する事になり、「最も歴史のある国として」世界も認め・・・。それは兎も角、「化石燃料」が化石になる前は、炭素は地表付近にあり、地上は動植物で溢れ返っていた事は明らかで、生物の天国だったと思われます。勿論それは、食物連鎖は地獄ではないと考えた場合です。逆に、動植物の食物連鎖が成り立たない程の寒冷化が進んだ場合は、地上の炭素は氷下に埋まり、それこそが地獄と言えます。但し、大気と海中には二酸化炭素が大量に含まれているので、水と空気がある限り生物が絶滅する事は有りません。

 若し、0.04%のCO2が温暖化の原因で、人間が絶滅すると思うのなら、人間にも生存権はあるのでCO2を削減しなくてはなりませんが、逆に何パーセントなら寒冷化にならないかを示さなくてはなりません。その数値を聞いた事が無いので、CO2を削減しすぎて氷期が早まった場合は、逆に急いでCO2を高くしなくてはなりませんが、その時のCO2の指針も教えてくれません。

 誰か、人間にとっての適正な「大気中の二酸化炭素濃度」を知っていたら教えて下さい。それが判ったら、「神の形に似せて造られた人間」は、セクシーな生活を送ることが出来ます。但し、気候変動を人工的に制御する事で「気候正義と地球生命」を犠牲にするかも知れません。



2 コメント

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Unknown (mobilis-in-mobili)
2019-12-30 22:47:37
【突然の思い付きですが】石灰岩のもとになったフズリナが古生代レベルまで繁殖すれば二酸化炭素はガンガン固定されるでしょう。それにしても産業の発展は何万年掛けて貯めたエネルギーを数百年で使いきる勢いなのですから、二酸化炭素の発生も熱量の発生も、それ以前とは比較にならないレベルにあるのは確かです。
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Unknown (yk-soft-85)
2019-12-31 09:29:02
フズリナは、二酸化炭素が大量に存在しなければ繁殖しないと思います。二酸化炭素を食い潰したせいで自滅しました。残り少ない二酸化炭素(大気中0.04%)を食いつぶすと、現存する生物が自滅します。
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