「出生地主義」の国では、外国人の子供でも「自国で生まれた子供には国籍を与える」ようですが、適法入国者と不法入国者では対処が違う場合があります。
アメリカは「奴隷制度」で成長した国ですが、奴隷制の廃止によって「アメリカ国籍を持たない元奴隷」の子供に国籍を与える必要性から「合衆国憲法修正第14条」が成立し「出生地主義」になったとされています。実際には、人道に見せかけた「安価な労働者」の流出を防ぐ対策だったと思います。
それでも「安価な労働者」が不足した為、「代替品」を移民に求めて来ました。なので、少し前までは「不法移民」に対しても寛容で、恰も人道的に見える「法律の抜け穴」を作り、その一つが「出生地主義」の不備を利用した「高額な出産ツアー」です。悪質業者は「出産間近な移民希望者」を高額で募り、アメリカで出産させる事でその子供はアメリカ国籍を得ます。後は、アメリカ人である子供と外国人である両親が同居し、年数が経過すれば両親もアメリカ人に成れます。
ところが、現在の産業構造が「労働集約型産業」から「知識集約型産業」へ移行したので「奴隷的人材」は不要になり、また「技術や知的財産」の保護の為、移民を減らす方向に転換しました。国力があれば、「人道」も「法律」も自在に変える事が可能になります。
「武漢ウイルス」が猛威を振るっていて、武漢市から半数の市民が消えたそうです。どこに消えたかは判りませんが、感染症の場合は現在のところ「発症した国」で個人的に治療する「発症地主義」です。症状が出る前に出国し、到着した国で発症すればその国で治療をします。
戦争やテロに因らない場合は、これを「感染地主義」に変えて「感染地である国」が取り敢えず治療費を負担し、患者は「感染地である国」の医療負担制度に従うべきだと思います。平時は「感染地主義」にすると、出国時の感染症検査を真剣にするので、「悪徳治療ツアー」も減り、世界の安全性も増します。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます