オメガねこ

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「普通の風邪」 と 「スーパーコールド」 ①

2021年11月27日 | 統計
 中央日報の日本語版(2021.11.26 16:08)で、

【デルタより強い、アフリカ発「Nu」ウイルス…「エイズ患者でコロナが変異」】

を表題にした記事が有ります。「中央日報」は韓国の日刊新聞社で、日経新聞と友好関係にあり信用できるかどうかは判りませんが、内容は、

11月24日の「デイリー・メール(英国)」の報道で、今月11日にボツワナで変異株ウイルス「Nu」が初めて見つかり、その時点で3ヶ国(合計10人)に広まっている、と云うモノです。

 「Nu」はギリシャ文字で「ν」です。「ν」の次は「ξ(Xi)」なので、いよいよ話は大詰めを迎えそうです。「SARS-CoV-2」は、「Xi最高指導者」が統治する中国武漢で発生し、イギリスで最初に変異株が確認され「α変異株」と命名されました。

 「ν」の次は、順番からすると「ξ変異株」ですが、WHOが「Xi変異株」と呼ぶ勇気が有るかどうかは判りません。と、書いている間に(11月26日)、これを避けるためかWHOはこの変異株を、「ξ」を超えた「尾身・・・もとい、「オミクロン:ο」と名付けたそうです。

 それはさておき、WHOが最も警戒レベルが高い「懸念される変異株(VOC)」と分類した「ο変異株」に対して、イギリス・イスラエルなどが入国規制対象にした7ヶ国と、「既存株?」で感染率の高い主な国の
「ワクチン接種率」と「百万人当たりの死亡者数」(11月25日)を比較すると、

接種率;必要な接種を完了した割合。
感染率;百万人当り新規感染者数の7日移動平均。
死亡率;  〃  新規死亡者数   〃   。
致死率;「死亡率」/「感染率」(%)。

国名    :接種率 :  感染率 : 死亡率:致死率

レソト   :26.7:   1.1: 0.1:9.09
南アフリカ :23.8:  55.7: 0.3:0.01
エスワティニ:21.5:   2.7: 0.2:7.41
ボツワナ  :20.0:  31.8: 0.0:0.00
ジンバブエ :18.6:   1.8: 0.0:0.00
ナミビア  :11.6:   3.2: 0.3:9.38
モザンビーク:11.0:   0.2: 0.0:0.00(注*

シンガポール:88.2: 310.0: 1.4:0.45
韓国    :78.6:  63.9: 0.6:0.94
日本    :76.5:   0.9: 0.0:0.00
イギリス  :68.9: 640.2: 2.0:0.31
ドイツ   :69.1: 652.2: 2.7:0.41
オーストリア:65.8:1569.9: 5.3:0.34
ハンガリー :59.7:1011.8:14.9:1.48
アメリカ  :58.4: 289.3: 3.4:1.18
ポーランド :53.5: 570.9: 7.8:1.37
クロアチア :47.1:1105.5:15.8:1.43
   (世界:43.0:  72.7: 0.9:1.24)
ロシア   :37.9: 238.6: 8.3:3.48
ジョージア :26.5: 950.3:16.7:1.76
ブルガリア :24.9: 349.0:19.3:5.53
ウクライナ :23.7: 366.4:14.3:3.90

*注)日本では、「オミクロン変異株の規制対象国」の指定外。

で、上部「入国規制7ヶ国」はワクチン接種率が低い事からも「PCR検査」は十分に行われていないと思われ、「感染率」は低く出やすい事から「致死率」が高くなっても不思議は有りません。それでも、「死亡率」は間違いないと思われ、「指定国」の接種率は低いのですが、「死亡率」は「世界平均」のみならず「韓国」の半分以下です。

 最初に「オミクロン株(当時はNu株)」が確認されたのは11月11日で、それから2週間ほどで新規感染者の90%は「新しい変異株」に置き換わったとされています。但し、今のところ「重症率」は分りませんが、「死亡率」は韓国以下で変化は無いようです。

 「ワクチン接種」が進まないアフリカ諸国では、当初から「普通の風邪」だったのですが、「オミクロン株」の登場で、運が良ければ(日本の様に)収束するかも知れません。

 書いている間に「新情報」が入り込み、長くなったので
「スーパーコールド」は、次回にします。



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