「３回接種率」 と 「感染死亡率」

　最近何故か「３回目の接種」する人が減り、国も気が気で無いようですが、逆に国民は落ち着いているようです。

　ドクター中松が、2021年9月30日に商標登録した「ワクワクイベント」とは少し違う「ワクワクイベント割」を検討していると遣唐使・・・もとい、岸田首相が記者発表したのですが、これが2021年11月に閣議決定された「イベントワクワク割・わくわり（上限二千円引き）」と違うのかどうかは分かりません。

　「３回目の接種で二千円値引き券」と「10万回接種で一人の死亡報告」の何方に賭けるかは自由なのですが、私は未だ１回も接種していないので対象外です。

　それは兎も角、「国・地域別の累計接種回数一覧（4月7日）」を見ると、

３回接種の割合（国数）：一日の感染率：一日の死亡率
　５０％以上　（３４）：１０５０．５：　２．３
１０～５０未満（４８）：　２５１．４：　１．３
　１０％未満（１１０）：　　９１．２：　０．４

　　　（世界：－－－－：　１５５．５：　０．５）

チリ　　　　：８４．６：　２３５．１：　２．７
韓国　　　　：６３．４：４６８８．９：　６．０
イギリス　　：５８．０：　８２２．４：　８．２
イスラエル　：５６．９：１１６３．２：　１．２
ノルウェー　：５４．２：　２３０．９：　３．９
フィンランド：５２．１：１０１４．３：　５．２
ＮＺランド　：５１．７：２４８２．７：　３．８
台湾　　　　：５１．４：　　１２．４：　０．０
スウェーデン：５０．１：　　８６．５：　２．５
日本　　　　：４４．３：　３６９．３：　０．５
ブラジル　　：３７．９：　　９９．８：　０．８
アメリカ　　：２９．７：　　８１．９：　１．６
コロンビア　：２０．７：　　　６．３：　０．３
フィリピン　：１１．２：　　　３．０：　０．４
インドネシア：　９．３：　　　８．８：　０．２
南アフリカ　：　３．９：　　２４．４：　０．１
インド　　　：　１．６：　　　０．８：　０．０

一日の感染率；百万人当り新規感染者の７日移動平均（各国の単純平均）
　〃　死亡率；　　〃　　　　死亡者　　　〃　　　（　　　〃　　　）

です。


　相変わらず、どう見ても「３回接種」に有効性を見い出すことは出来ません。そこで、国別に考察します。「感染率」「死亡率」は共に百万人当りの人数です。

　日本の直近の「感染率」は世界平均の倍ですが、「死亡率」は同じです。世界平均の「３回接種率」が分からないのですが、国数から見ると１０％強だと考えられ、日本の接種率の高さの分だけ「感染者（正しくは陽性確認者）」が多いようにも思えます。

　北欧のノルウェー・フィンランド・スウェーデンでは、３回接種率はほゞ同じですが、最も感染対策の緩かったスウェーデンが「感染率」「死亡率」共に最小です。

　「３回接種」の最先端を行っていたイスラエルも接種率が伸び悩み、その所為かどうかは判りませんが、最近になり「死亡率」は抑えられているようです。

　過去の変異株の発祥地とされた国ではイギリスを除いて、ブラジル・南アフリカ・インドは急激な感染拡大の反動か、現在は低位で安定しています。

　韓国の場合は、科学的な評価を下すと何を言われるか判らないので、何も申しますまいww