オメガねこ

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「罪」 と 「罰」

2020年01月02日 | ニュース
 除夜の鐘が「ゴーン」となる前日に「カルロス ハズ ゴーン トゥ レバノン」。

 ゴーン刑事被告人がレバノンに行ってしまいました、二度と帰ってこないでしょう。恐らく、日本とレバノンの「政府間裏取引」が有ったと思われますが、彼は日本の司法制度に対して「有罪が前提で、基本的人権が否定されている。」と批判しました。

 日本の司法制度では、有罪の可能性が有る人に対しては(任意)事情聴取、有罪の確率が高い時は逮捕、ほぼ有罪が確実な時には起訴します。これは、名目上「有罪が確定的でない場合を考えた、人権上の配慮」とされています。その結果、日本の刑事裁判では99%以上が有罪となり、これが「起訴された場合は有罪が前提」の扱いを受ける原因となっています。

 多くの民主主義国では「怪しきは罰せず」なので「取り敢えず起訴」して裁判官の判断に任せます。日本では「怪しきは逮捕せず」「無罪の可能性が有るならば起訴せず」なので、怪しいだけならば検察官の判断で「無罪」になる場合(40%くらい)も有ります。何方が人権を重視しているのかは見方にもよります。

 また、日本人の場合は「自ら犯行を認める」場合が殆どなので、有罪率を押し上げます。

 弘中惇一郎弁護士は、さすが「無罪請負人」・・・ではなく「無罰請負人」です。多くの「怪しい人」の「罰」を回避しました。被告人が「日本にいない状態」は、「罪」が無くなったのではなく、「罰」が無くなったと言えます。

 裁判が行われると、何方が勝つにせよかなりの経費が掛かり、弁護士費用はゴーン氏が支払うので以降の弁護士費用は支払われないと思いますが、裁判所の経費は国民の税金です。「無罰請負人」が儲け損なっても納税者には関係ありませんし、15億円の保証金は没収できるので、日本にとっては寧ろ良かったかも知れません。

 この裁判の核心的目的は「日産からゴーン氏を追い出す事」なので、「海外逃亡」によって、今度は「容疑」では無く、新しく確実な「罪」が加わったので、日産に復帰する事は不可能になりました。結果オーライと言えます。

 但し、日産に対する損害賠償請求訴訟を、外国の裁判所で起こされる恐れもあり、安心はできません。白人を甘く見ると、トンでもない目に遭います。事後法で「罪」を新しく作り「罰」を与えるのは白人の得意技で、「東京リンチ事件(通称、極東裁判)」を忘れてはいけません。アジアにも「事後法」が好きな国が有った様な気もしますが、忘れました。

 ゴーン氏は「フランス経済界の秘密」を握っている可能性が有り、暗殺の恐れもありますが、逆に手を組まれると手ごわい相手になります。何せフランスは、第二次世界大戦では「枢軸国から戦勝国」に変身したくらいですから。



4 コメント

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Unknown (dearmadonna)
2020-01-02 19:48:43
日本の警察も安心できませんよ。
目撃証言をでっち上げたりしています。
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Unknown (yk-soft-85)
2020-01-02 21:31:13
目撃証言をでっち上げた警察は、今も警察をやっていますか?
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Unknown (mobilis-in-mobili)
2020-01-02 23:25:44
今日『カラヴァッジョ展』を観てきました。カラヴァッジョはヴァロックを代表する画家ですが、喧嘩から誤って人を殺し、ローマを逃れてマルタ騎士団に入ります。そこでも傷害事件を起こし、ローマに赦免を願い出る旅の途中で亡くなります。もともと裁判とは真実を明らかにするものではなく、公衆の面前で行われる決闘なのですから、逃亡という選択肢はアリなのです。15億というはした金で逃亡を阻止できると考えた日本の司法の甘さを露呈する結果にはなりましたが、時間とカネを節約して罰金刑に処したと思えば三方得した結果といえるかもしれません。
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Unknown (dearmadonna)
2020-01-03 01:11:27
たぶんやってると思いますよ。
よくある話だから😉
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