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本の命

2015-12-01 22:15:05 | 世の中、もろもろ。
本の整理をしていた。1991年に「時代を読む」鶴見 俊輔 と 河合 隼雄 の著作である。二人が、12名の著名人との対談だ。森 毅、矢野 暢、吉本 隆明、古関 彰一、関川 夏央、桂 文珍、埴谷 雄高、大庭 みな子、白洲 正子、筒井 康隆、大江 健三郎、加藤 周一の面々だ。あの世へすでにいっている人、現役の方々。河合 隼雄氏は、友人の倉石君のお父さんで、京都大学、心理学の教授 倉石 精一氏の愛弟子でした。全く、タイプは違いました。鶴見 俊輔氏は、同志社で教鞭をとられた。それはさておき、二人がインタビュウした12名のそれぞれの活動分野は、今でも、読み返してみても、新鮮なこと。現在の本の命は、ハウツーもので、一瞬に読み終える。後には、あまり残らない内容だ。タイトルで決ると。内容で決る本が、読まれ、売れればいいよね。今の世の中に、この本で語られる内容が必要では、と思う。今の世の中は、起こるべきでないことが起こる。のではなく、起こってはいけないことが起こる。いい大人が、手本にもならない。
よくよく考えたいものだね。