高齢者に優しい町・5つのキーワード

2011-01-10 15:54:27 | 地方・地域のことなど
藻谷浩介氏が挙げる、5つのキーワード
①住民主導の地域コミュニティがある街

②自宅から数百メートル以内の徒歩圏内で、生活が完結する『コンパクトシティ』であること

③安定的に黒字運営の病院が町にあること

④気候に恵まれた地域

⑤使いやすい公共交通機能があること


十分な行政サービスを望むことができない地方の町でも、質の高い民間の高齢者サポートが行われている町がある。

小学生が手書きの手紙をおくるボランティア活動を郵便局と連携して、局員が手渡すことで安否確認を図る仕組みに取組んでいる。まず、どこに高齢者が住んでいるのかを把握することが重要です。(奈良県)

日頃一人では買い物に出かけられない”買い物難民”の高齢者のためにコミュニティバスを運行し、近隣の市街地まで送迎する活動っている。

例えば、毎年一回、認知症の行方不明者が出たことを想定して、市民や商店に加わってもらって、探し出して保護する徘徊模擬訓練は、昨年で7回目になった。(福岡県大牟田市)
「発見・通報・保護」の徹底

独居老人や寝たきりなどの弱者見守りや防災・防犯対策(京都市上京区)

老後の住み替えを考えるならば、新たに地域コミュニティを求めるのではなく、今までのコミュニティを失わないために、まずは『大移動はしない』こと。そして、生活の利便性をめざし『駅近』『商店街に活気がある』町を探しことがポイント。

 W文春 新春特別号(1.13) 
「最後に暮らしたい町&理想の老人ホーム」読後の備忘録。

もうひとつ
松戸市の高齢化は急速に高まっている。
この5年間で4・3%増(全国平均は3・1%)
22,000人が65歳以上迎え、高齢者数は95,000人になっている。
これは市人口の20%にあたる(昨年4月1日現在)

市の推計によると、今後さらに65歳以上の高齢者人口は急激に増加し、今年には10万人を突破する見込みだという。
 増え続ける高齢者に対して、いかに安定したきめ細かい行政サービスを策定し運営してゆくのか。働く世代が減る中、どう市税収入を確保するのか。
高齢化問題は、これからの市のまちづくりに大きな影響を与える。

気になるデータがある。
年齢別純移動数=住民基本台帳を基に、市内の人口流入・流出をまとめたもの。
これによると、03年から07年までの5年間で、30-44歳までの市民が、約4,700人減っている。
高齢化に夜リタイヤ組の増加に加えて、働き盛り世代の流出は、市税収入の面でダブルパンチとなる。
 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。