仕事と家庭生活に負担 企業活動に悪影響 (カナダの調査)
報告書は、企業や政府が育児支援やワークシェアリングなどを充実させることが重要だと、強調した。 (8.21朝日新聞)
働く女性の増加や企業のリストラなどで、男女ともに仕事と家庭生活の両立が難しい人が増え、ストレスから仕事への責任感が低下していることが、判った。=カナダ・コールトン大学のリンダ・ダクスべり―教授らの研究調査=
今年カナダの約2万4千人に行った調査で、回答者の6割が仕事や家庭生活(子育てや介護)の役割が過重だと感じ、10年前の調査に比べてストレスを感じる人が増える一方で、仕事の満足度や責任感が低下していることが明らかになった。
永瀬伸子・御茶ノ水大学助教授(労働経済学)は、カナダでは、女性の修業率が日本よりもはるかに高い状況の中で、仕事と家庭の両立が企業の生産性向上に不可欠だとの認識が浸透してきている」と。