おざわようこの後遺症と伴走する日々のつぶやき-多剤併用大量処方された向精神薬の山から再生しつつあるひとの視座から-

大学時代の難治性うつ病診断から這い上がり、減薬に取り組み、元気になろうとしつつあるひと(硝子の??30代)のつぶやきです

そうだ、「モダン・タイムス(Modern Times)」を観直そう。-私たちが直面していることについて考える④-

2024-02-01 05:59:44 | 日記
ジョン・メイナード・ケインズもヘルベルト・マルクーゼも非常に賢明な人物な人物であったが、
2人ともテクノロジーが余暇に与える影響に関しては、ほとんど予測できていなかったのではないか、と最近、私は思うことがある。*1

また、私たちは、ケインズのやマルクーゼが思い描いたようにテクノロジーを活用できていない、ケインズやマルクーゼが思い描いたようにテクノロジーを活用する必要がある、とも感じている。*2

私たちには、
今、テクノロジーがもたらしたとてつもなく高い効率によって
1・ますます多くのものを生産する
2・ますます労働時間が減る
3・失業者がますます増える、という、わかりやすい3つの選択肢が提示されている。

ところで、ケインズは優れた経済学者で、資本主義の暗黒時代の救世主となった人物である。

彼は、1930年、
「人類に必要とされる労働時間はまもなく週に15時間だけとなり、それにより、人々には自らの関心を深めるための余暇の時間が増える」
と熱い思いを込めて予測をした。

確かに、それ以前の50年の間に急速なテクノロジーの進歩と週労働時間の削減の両方が実現したことを考えると、
ケインズの熱い思いを込めた予測は、理に適った予測であった。

また、資本主義を激しく批判していたマルクーゼは、短縮し続ける週労働時間を道徳的観点から見ていた。

つまり、短縮される労働時間は、浅はかな大量消費主義の「一次元的社会」から人類を守る唯一の方法だと考えていたのである。
現に、マルクーゼは
「労働日数を減らすことは、自由を実現するためにまず必要となる条件である」
と述べている。

これが*1の私の思うことに繋がるのである。

少なくとも現時点では、*1のように私の思っていることは、あながち、間違ってはいないのではないだろうか。

テクノロジーの進化によって、労働者はさらに奴隷化するか、テクノロジーにまるごと取って代わられるかになったのかもしれない。

歴史のさまざまな段階で、テクノロジー革命が起きるごとに、人々は、その革命が起きる前よりも忙しく働くようになった。

なぜなら、常に生産性の向上によってさらに多くの産物が作られ、さらに多くのひとでがひつようとされたために余暇の時間が増えなかったからである。

農業革命が起きる前の狩猟採集民には革命後の農民よりも余暇の時間があった。

また、産業革命が起きる前の農民には、工場労働者よりも余暇の時間があった。

さらに、情報革命が起きる前の工場労働者には、コンピューターを操作する人よりも余暇の時間が在った。

「持続可能な経済」における重要な成果といえば、
誰もの労働時間が減少するが、誰でも何らかの仕事があるという状況、
であることは、間違いがないであろう。
ここで*2で私の感じることに繋がるのだが、
やはり、私たちはケインズとマルクーゼが思い描いたようにテクノロジーを活用する必要があると、私は思う。

つまり、私たちをもっと面白い人間にし、もっと何かに関心を持つ人間にし、物質的には貧しくなっても、時間、知恵、幸福、人間関係ではもっと豊かになるようにテクノロジーを活用するのである。

これまでの生産性の大きな向上には、あまり必要でないものを作りすぎることに繋がってしまった面があることは否めない。

また、無機的なコンピューター化とGDP成長の抑制に伴う最大のリスクは、大量の失業者が出ることである。
このことは、生活の満足度に致命的な影響を与え、自殺の重大なリスク要因とさえなるのである。

現在進行形で、新たなテクノロジーは、燃料、金属、食糧をかつてない効率で地球から取り出している。

しかし、同時に、地球では抱えきれないような、人口のさらなる増加、将来の世代のために残される資源の減少、汚染や環境の劣化、雇用の喪失という予期せね影響も出ている。

私たちは、世界を荒らすのでなく、きれいにする方向でテクノロジーを活用し直さなくてはならない。
そのために、私たちはテクノロジーを扱う際や新しいテクノロジーに出会う際に、僅かでも、「このテクノロジーは世界を荒らすようなものか、それとも綺麗にしようとするものなのか」と、立ち止まって考える時間が必要なのであろう、と私は、思う。

ここまで、読んで下さり、ありがとうございます。

今日から、2月ですね( ^_^)
今月もまた、よろしくお願いいたします!(*^^*)

見出し画像は、もう一度読み直そうと思っている本です(1回では理解が出来ていなくて、かなりの期間放置していたので......^_^;)

今日は、日中の気温がなんと16℃くらいまで上がるようです、しかし、夕方は5℃くらいに冷え込み、また、明日は寒いという、何とも酷な予想です。

寒暖差には気をつけたいですね。
今日も頑張りすぎず、頑張りたいですね。

では、また、次回。



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2 コメント

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yokoさん~^^ (西風)
2024-02-01 07:38:30
おはようございます~♪
このたびはコメントありがとう
ございました~♪

ワタシは難しい事は分かりませ
んが「皆でたのしく」を心がけ
ペチペチさせて頂いています~♪

之をご縁にどうぞ末永くお付き
合いのほどよろしくお願いいた
します!

それじゃ!2月のスタートです!
今月も明るく元気に笑顔で、そし
て気愛入れいきますかぁ~!!
あっはは~よろしくです~(´艸`*)
返信する
Unknown (yoko-2-1)
2024-02-01 08:24:48
西風さん
お返事ありがとうございます( ^_^)皆で楽しく!良いですね(*^^*)
こちらこそこれからもよろしくお願いいたします!!
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