2008年の共和党大統領候補のマケイン米上院議員が81歳で死亡した。
トランプ大統領との確執のため、マケイン議員は葬儀にトランプ大統領をボイコット。
競争相手だったオバマ、ブッシュ元大統領については招待し、弔辞の依頼もしてあった。
外から見ると、やや政治化された葬儀のようにも見えた。
個人的には、一番気になったのは、同氏の母の事。
大統領選のときに公の場で支持を表明していたので知っていた。
当時、すでに高齢だったので注目を浴びていた。10年前だから96歳だったのだ。
この超高齢社会では81歳の死というのは、早いという意見もあるかもしれないが。
まあそんなもの・・
106歳の母が81歳の息子を見送るというのは、やはり超高齢社会の一現象に違いない。
どういう思いなのだろうか?
マスコミでは気丈に振る舞う母として報道されていた。
以下はAFPから借用。
確かにそのようだ。
でも悲しいに違いない。
翌日の追悼式典では気丈な母に戻っていた。
マケイン議員については、死に方についても、人間の寿命の儚さを含め考えさせられていた。
死因は悪性の脳腫瘍だった。
効果がないということで放射線治療の中止を公表した。
翌日には死亡だった。自宅で。
そういえば、テッド・ケネディも同じ病気だった。
死というものは(病死)ある程度予測できるものと思うが、
治療の中止という積極的な意思決定を、死の選択をするというのは、成り行きに任せる
のとは違う厳しさがあるようにも思う。
尊厳ある死の選択である。
人の心にいつまでも残る死のように思う。