私が仕事で通う場所は、三浦半島の突先にある、油壺です。
認知症の人をお世話する、グループホームではたらいています。
人数は、全部で7人です。
ほとんどが、地域で生まれた人です。
農業をやっていた人もいれば、理髪業をしていた人、建築業をしていた人、事務をしていた人、70歳まで、近くの油壺のホテルで、仕事をしていた人、い
ろいろな人がいます。
最近の事は覚えていませんが、昔のことは、しっかり覚えています。
最近の話題は、「屋号」です。
屋号というのは、江戸時代、士農工商で、武士にしか、苗字を持つことを許されないとき、商業、農業をやる人たちが、仕事で必要なため、屋号をもったよ
うです。これは、その地方でしかつかわれません。
「茶碗屋」、「ちょうじ」などの屋号をもっていると、今でも、ちょうじの長一さんといえば、その地域のひとは、すぐわかるようです。茶碗屋という屋号は、昔
茶碗屋をしていたようです。
そんなことを話題にして、みんなで、楽しく、お昼をすごしています。