以前からあったら嬉しいなと思っていた雑誌が、ついに創刊されました。
『魔法少女リリカルなのはtype』
ただし、角川書店の刊行で、名目上『コンプエース』誌1月号増刊となっておりますので、四期発表以降のコミックス、ゲーム、映画の情報に傾いています。ま、アニメの一期・二期は『ヴィジュアルファンブック』、三期は『魔法少女リリカルなのはStrikerSオフィシャルファンブック』で足りるからでしょう。
なんと総頁数200超えというボリューム。とても一日では読み切れません。
内容をさらっとめくってみましょう。
★劇場版2nd 決定
中身についてのリークはなく、決定をファンイベント「リリカル・パーティ」で発表したという告知だけでした。都築さんのインタヴューによれば、映画「1st」の公開より先に脚本はできあがっていたので、現在、鋭意制作中なのだとか。
すでに知られていますが、映画の第二弾はもちろん「A's」です。てことは、三期まできっちりリメイクするのでしょう。でも、個人的には三期はあのままでおいといてほしい。
★全力特集魔法少女リリカルなのはTHE Movie 1st
フルカラー頁で劇場版を振り返る一種のフィルムコミック部分。監督のインタビューもあります。テレビ版を土台にしているとはいえ、二時間にまとめるのが厳しかったようで。
★田村ゆかり&水樹奈々スペシャル対談
じつは一番楽しみにしてたのがこれ!
しかもおもしろいことに、インタヴュアーが原作者の都築さんご本人。質問したのに、ゆかりんにつっこまれ返されている都築さんが、ずいぶん、おかしい(笑)都築さんは、ラジオStrikerSでもネタの宝庫でしたが、フランスでのイベントや、映画の舞台挨拶(MUSIC JAPAN 新世紀アニソンSP3も)などなどに話題を振って、お二方の実体感を引き出しているのですよね。その場に行けなかったライトなファンには有り難いです。二人に四期コミックスの宣伝までさせているのは、ちゃっかりしてるなと思いましたが(笑)
いつもハイテンションな水樹節が炸裂。その横で、のっけからクールな語り口だった田村さんが、後半になると奈々さんいじりをして楽しんでいたのが、なんともツボでした。あはは。
★魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE–THE BATTLE OF ACES–
ゲーム第二作めの詳細情報。新キャラがふたり登場。インタヴューもあり。
ゲームはいっそノベライズ版にして出版してくれたらいいのに。
★都築真紀ロングインタヴュー
アニメ第一期の製作からさかのぼって、製作の裏話など。
第一期は、「主人公が事件を解決するために頼るのは、魔法の力そのものではなくて、自分自身の思いと心」を強調したと言われているのですが。魔法のスペックがどうのこうのと言われ出した三期以降、そして戦艦だの、重装備だのうじゃうじゃ、出てくる四期にいたっては原点から外れているような。そのへんをどう感動的にまとめていくか、今後に注目です。
★最新シリーズ「ViVid」&「Force」特集
「ViVid」の二巻までしか読んでいない私には、さらに「Force」の二巻すらまだ読んでない私には、衝撃的なネタバレがありました。がっくり。
★なのはHISTORYグッズコレクション
これはすごい! 歴代アニメのDVD、CD、コミックスを網羅。巻末にはフィギュアなどグッズのカラー写真もあり。カードのコレクションもあり。通販カタログをめくるみたいで楽しいです。でも眺めるだけで購入はできませんが…。
★特別描き下ろしコミックス・イラスト
藤真拓哉さんの「ViVid」の番外編は、ヴィータが主人公。ただし、新しいエピソードではなくて、過去の回想がほとんど。ヴィータがたまに「ハガレン」のエドっぽく見えます。ヴォルケンリッターたちの過去に、古代ベルカの王(ヴィヴィオやアインハルトの…)が登場しているのですが、同時期に存在していたのでしょうか。
藤真さんといえば、『コンプティーク』誌に掲載していたヴィジュアルストーリー(作は都築さん)が転載されています。ストーリーというよりは、詩のようですね。あれは、ゲームの宣伝用だったんですね。
緋賀ゆかりさんはイラストで参加でした。
茶のみ童子さんのViVidパロディは、ネームに強烈なパワーがこもっていて笑えます。あんなヴィヴィオ、見たことない(劇笑)
他にもありますが、イマイチ、に、さん、の微妙なラインです。
映画の特集もあったので、映画版のコミックス担当の長谷川さんの漫画も見てみたかったですね。
「Force」のデザイン担当の黒銀さん、メカのデザインはすばらしい。ですが、頭身や絵柄(なのはの顔つきに違和感が…)が原作とかけ離れているので、別の作品に見えます。
附録はゴージャス。
2011年の手帳とボールペン。絵柄は、劇場板1stの仕様です。
かわいい。しかし、これは絶対にもったいなくて使えないでしょう。なのはさんの顔の横に、自分の明日の予定なんて書き込めない。
これだけあって、しめて定価780円。
読みこまない部分(プロデューサーのインタヴューは、イラストがなくて字が小さすぎ。声優のインタヴューに比べると扱いがおざなり)を覗いても、ぞんぶんに楽しませていただきました。
今後継続して発行されるのかは不明ですが、劇場版第二弾の情報公開で二号目があったりするのかも?
【魔法少女リリカルなのはレヴュー一覧】
『魔法少女リリカルなのはtype』
魔法少女リリカルなのはtype (タイプ) 2011年 01月号 [雑誌] | |
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ただし、角川書店の刊行で、名目上『コンプエース』誌1月号増刊となっておりますので、四期発表以降のコミックス、ゲーム、映画の情報に傾いています。ま、アニメの一期・二期は『ヴィジュアルファンブック』、三期は『魔法少女リリカルなのはStrikerSオフィシャルファンブック』で足りるからでしょう。
なんと総頁数200超えというボリューム。とても一日では読み切れません。
内容をさらっとめくってみましょう。
★劇場版2nd 決定
中身についてのリークはなく、決定をファンイベント「リリカル・パーティ」で発表したという告知だけでした。都築さんのインタヴューによれば、映画「1st」の公開より先に脚本はできあがっていたので、現在、鋭意制作中なのだとか。
すでに知られていますが、映画の第二弾はもちろん「A's」です。てことは、三期まできっちりリメイクするのでしょう。でも、個人的には三期はあのままでおいといてほしい。
★全力特集魔法少女リリカルなのはTHE Movie 1st
フルカラー頁で劇場版を振り返る一種のフィルムコミック部分。監督のインタビューもあります。テレビ版を土台にしているとはいえ、二時間にまとめるのが厳しかったようで。
★田村ゆかり&水樹奈々スペシャル対談
じつは一番楽しみにしてたのがこれ!
しかもおもしろいことに、インタヴュアーが原作者の都築さんご本人。質問したのに、ゆかりんにつっこまれ返されている都築さんが、ずいぶん、おかしい(笑)都築さんは、ラジオStrikerSでもネタの宝庫でしたが、フランスでのイベントや、映画の舞台挨拶(MUSIC JAPAN 新世紀アニソンSP3も)などなどに話題を振って、お二方の実体感を引き出しているのですよね。その場に行けなかったライトなファンには有り難いです。二人に四期コミックスの宣伝までさせているのは、ちゃっかりしてるなと思いましたが(笑)
いつもハイテンションな水樹節が炸裂。その横で、のっけからクールな語り口だった田村さんが、後半になると奈々さんいじりをして楽しんでいたのが、なんともツボでした。あはは。
★魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE–THE BATTLE OF ACES–
ゲーム第二作めの詳細情報。新キャラがふたり登場。インタヴューもあり。
ゲームはいっそノベライズ版にして出版してくれたらいいのに。
★都築真紀ロングインタヴュー
アニメ第一期の製作からさかのぼって、製作の裏話など。
第一期は、「主人公が事件を解決するために頼るのは、魔法の力そのものではなくて、自分自身の思いと心」を強調したと言われているのですが。魔法のスペックがどうのこうのと言われ出した三期以降、そして戦艦だの、重装備だのうじゃうじゃ、出てくる四期にいたっては原点から外れているような。そのへんをどう感動的にまとめていくか、今後に注目です。
★最新シリーズ「ViVid」&「Force」特集
「ViVid」の二巻までしか読んでいない私には、さらに「Force」の二巻すらまだ読んでない私には、衝撃的なネタバレがありました。がっくり。
★なのはHISTORYグッズコレクション
これはすごい! 歴代アニメのDVD、CD、コミックスを網羅。巻末にはフィギュアなどグッズのカラー写真もあり。カードのコレクションもあり。通販カタログをめくるみたいで楽しいです。でも眺めるだけで購入はできませんが…。
★特別描き下ろしコミックス・イラスト
藤真拓哉さんの「ViVid」の番外編は、ヴィータが主人公。ただし、新しいエピソードではなくて、過去の回想がほとんど。ヴィータがたまに「ハガレン」のエドっぽく見えます。ヴォルケンリッターたちの過去に、古代ベルカの王(ヴィヴィオやアインハルトの…)が登場しているのですが、同時期に存在していたのでしょうか。
藤真さんといえば、『コンプティーク』誌に掲載していたヴィジュアルストーリー(作は都築さん)が転載されています。ストーリーというよりは、詩のようですね。あれは、ゲームの宣伝用だったんですね。
緋賀ゆかりさんはイラストで参加でした。
茶のみ童子さんのViVidパロディは、ネームに強烈なパワーがこもっていて笑えます。あんなヴィヴィオ、見たことない(劇笑)
他にもありますが、イマイチ、に、さん、の微妙なラインです。
映画の特集もあったので、映画版のコミックス担当の長谷川さんの漫画も見てみたかったですね。
「Force」のデザイン担当の黒銀さん、メカのデザインはすばらしい。ですが、頭身や絵柄(なのはの顔つきに違和感が…)が原作とかけ離れているので、別の作品に見えます。
附録はゴージャス。
2011年の手帳とボールペン。絵柄は、劇場板1stの仕様です。
かわいい。しかし、これは絶対にもったいなくて使えないでしょう。なのはさんの顔の横に、自分の明日の予定なんて書き込めない。
これだけあって、しめて定価780円。
読みこまない部分(プロデューサーのインタヴューは、イラストがなくて字が小さすぎ。声優のインタヴューに比べると扱いがおざなり)を覗いても、ぞんぶんに楽しませていただきました。
今後継続して発行されるのかは不明ですが、劇場版第二弾の情報公開で二号目があったりするのかも?
【魔法少女リリカルなのはレヴュー一覧】