2024年もあと数時間で終わろうとしています。
皆さんにとって、この一年はどんな年だったでしょうか。
今年の年明けはほとんど寝たきりで。
恒例の年末年始のあいさつもブログに上げられないありさまでした。食事も入浴もままならないぐらいだったのです。そして、一歩間違えば、また家族をひとり喪ってもおかしくはなかった年でもありました。ああ、よかったな。
私は以前、ブログ日記やSNSなどに自分のご飯を出すのを嫌っていましたが、なぜ、そういう記録をするのか、身に染みてわかったものです。日々、変わり映えがなく過ごせることがすばらしい、ということ。NHKの夜ドラの「作りたい女と食べたい女」を観てて、自分の料理を撮影しとくのもまあいいんじゃないか、自己満足だけども、と思い直してみたわけですね。
年末になると、お金の出入りで気が急くことが多いもの。
今年は状況の変化もあり大きな波があったのですが。困ったときに助けていただくこともあり、人の縁に救われました。
クリスマスやその前後にはケーキやお菓子、お裾分け野菜、果物などを各所各方面からいただき、とてもありがたく感じました。551蓬莱の豚まんは絶品でしたね。今年はふるさと納税があまりできなかったので、食材のラッシュで冷蔵庫が満タンなんてこともありませんでしたけども。手づくり野菜の冷凍貯金だけは増えたかな。
いただきものは普段自分では買わないような質のいいものもあって、写真に残そうかとも思いましたが、自分の身の丈にあっていないような気もして、記録するのは控えています。自分でがんばって得た戦利品でもないからです。
物価高のうえに収入がいくばくか減ったので、生活は切り詰めてきたのですが、収支は最後になんとか黒字にはできたので、年末には野菜づくりの研究を深めてみようと本を買い足したり、お気に入り作家さんの新刊漫画を入手できたり。経費が余り気味だと駆け込みラッシュで消費したりするんですよね。
一時はどうなることかと思った時期はなんどもありましたが、無事のりきれて、平穏な大晦日を迎えることができました。
お付き合いのある事業主さん方も、公務関係の御担当者さまもみなさまお疲れ様でした。
この画像は12月中のある日の夕食なのですが。
手づくり野菜は主菜のコマツナとみそ汁のネギだけ。米とみそ汁の中の柚子はいただいたものです。
自炊はできるけど手の込んだものができなくて、以前は即席みそ汁ばかりだった私ですが、みそ汁は毎回きちんと出汁をとってつくっています。その程度のことは褒められたものではないのですが、自分にとってはやっとここまでできた、の証だったりもするのです。
食事がおいしく味わえる、見栄えはよくなくても料理ができる、食べものをつくろうと意志が持てる。単純なことなんですが、どれも元気がないとできません。
このあたりまえに健康であるということの大切さをつくづく噛みしめた一年でありました。同居人は糖尿病で食事制限があるので、自分もふだんの栄養分には留意しています。
精神的な栄養分としては、文化教養めいたことをもっとすべきだったのでしょうが。寝食を忘れて資格取得したり、兼業で働き過ぎたり、オーバーワーク気味で。一時期読み書きもまったくできなかったので。読んだ本やドラマの感想ももうすこししたためたかったけれども無理をしないのを心掛けました。記事執筆のためにパソコンの前に何時間も座っているのがよくないんですよね、やはり。ウェブで情報収集しすぎるのもメンタル悪化になりがち。
おせちもお雑煮も今年はパス。
空き家にも、現住まいにも鏡餅がわりにまつったのは、市販の小分け袋入りの丸餅だけ。
年末年始も家族で華やかな場所に出かける、なんてこともありませんけども。
それでも、毎日たゆまず、自分なりにおいしいものを口にできる、楽しいものを味わえるささやかな日々を細々とつづけていきたいと思います。
(2024.12.31)