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今の時代は、好きなクリエイターや作品の情報をSNSで知るのがあたりまえになっていますよね。ひと昔前でしたら、公式サイトがあって、広報担当者がせっせと告知していたのです。ツイッターの場合、検索して抽出結果をつまみぐいすればいいだけになりがちですが。
一部の界隈でアングラ的な謎の人気を誇る、あのアニメ「神無月の巫女」のキャラクターデザイン兼総作画監督の藤井まきさんのツイートによると。
アニメージュ40周年記念の色紙描きました(*´-`)今回は私自身も自分の作品を振り返ってみて、イラストは神無月の巫女の千歌音を描きました!よかったら応募よろしくです(^^) https://t.co/C6tOYr5SVJ
— 藤井まき (@mirumodake) 2018年6月8日
千歌音に見えればいいけどなぁ…見えなかったらすまんヽ(´o`;
— 藤井まき (@mirumodake) 2018年6月8日
今回の直筆サイン色紙のサイズ、ミニ色紙じゃなかったから結構イラスト大きいですよ!おすすめー
— 藤井まき (@mirumodake) 2018年6月8日
というわけで、なんと、
神無月の巫女の千歌音ちゃんが
限定1名様にあたります!!(大歓喜)
ほかにも「聖闘士星矢」リニューアル版だとか、ライトノベル原作の「伯爵と妖精」や「精霊使いの剣舞」だとか、はたまた柳沢テツヤ監督作の映画「ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~」とか、あるいは神無月の巫女の同じ原作者の「円盤皇女ワるきゅーレ」だとか、続編がつくられた「ハイスクールD×D」とか代表作と呼べそうなものは他にありそうなのですが、まさかまさかの「神無月の巫女」を選んでくださるとはありがたい! 描いたひとや演じた人が、ファンと同じに作品を大事にしてくださると嬉しいものですよね。強制してはいけないでしょうけど。
藤井まきさんの神無月の巫女絵といいましたら、アニメの設定資料集や、コミケで頒布されたと原画集もありますが、最後に描かれたのは私が知る限りでは、2009年発売の「神無月の巫女DVD-BOX版」のジャケット描きおろしだったのではないでしょうか。好きなクリエイターさんのつぶやきを逐一追わないようにしているので正確ではないかもしれませんが、もしそうだとすると、じつにほぼ10年ぶりですよね。この作品、あまり商品展開はしなかったのですが、立て看板とか意味不明なものが発売されていたよね。私は持っていないのですが、クリアファイルのあの絵(白ワイシャツの姫子と千歌音)が実にあれですね、大変いい…。
作品の商品力やネームバリューでいえば、他のアニメ作品のほうが勝っていると思うのですが、たぶん、他の監督さんと被るからか。この記事を書いている段階では、アニメ雑誌を確認していないのでわかりませんが。藤井さん画の神無月の巫女を有名にしたのは、なんといっても神無月の巫女EDパロでしょう。作品の中身を知らないけど、あのオリジナル絵の構図とKOTOKOさんの歌だけは知っているという方もけっこう多い。
それにしても、今回の色紙プレゼント。
千歌音ちゃん絵を独り占めしたくて、こっそり夜中にハガキ職人をする姫子。親友マコちゃん(早乙女真琴)が、もぉ仕方ないなあ、って顔でお手伝いしてしまう。クラスメイトを焚きつけた宮様親衛隊たちや、姫宮家総出のメイド軍団を抱き込んだ侍女長・乙羽さんまでが人海戦術で色紙応募争奪戦に参戦。じつはうっかり当選したのは大神ソウマくんで、姫子に渡そうか悩んでいるところを、誰かに盗まれてオークションに流出。綾小路ミカさまと争って競り落とそうとする千歌音ちゃんだが、僅差で負けてしまう。済まなそうに謝罪する千歌音ちゃんに、「やっぱり、ほんとうの千歌音ちゃんがいちばん!」と言って、ED絵さながら愛嬌たっぷりで抱きつく姫子。ふたりの顔が近づく…と、玄関のチャイムが鳴ってしまい、ぱぱっと左右に離れるふたり。訪問者は無表情なレーコ先生で、「…なんだ、コレもう要らないじゃん」と投げ捨てようとする絵を、なんとかなだめてむりやり置いて帰らせるひめちかコンビ。もちろん、その絵にはふたり仲良く描かれており、しかも注文主は千歌音ちゃんでしたとさ、めでたし、めでたし。
…という妄想が、さっそく舞い降りてきたのでした。
ひさびさの姫千歌イマジネーションに、ふだんあまり使わない私の脳みそ溶けてます、ええ。
色紙といえば、放映の翌年に柳沢テツヤ監督がアニメ雑誌企画で年賀状に千歌音ちゃんが描かれ、数年前に原作者の介錯先生直筆でおそらくクリエイターさんお友達あてに、やはり千歌音ちゃんが贈られていたツイートがあったような覚えが。それにしても、今回は倍率高そうですね。そもそも、うちのど田舎ですと、その雑誌自体がすでに売り切れている可能性大ですね…。
★★神無月の巫女&京四郎と永遠の空レビュー記事一覧★★
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