テレワークの流行で服があまり売れず、アパレル業界が苦心しているそうです。
といいましても、業界内でも各社によって明暗がある。
10月10日の日経新聞が報じたところによれば、主要6社のうち4社が赤字。
百貨店での卸売や都市部での出店が多い企業が落ち込み、郊外店で安価な日常着を手掛ける企業は好調。コロナ不況でフォーマル衣料の需要が減ったためとみられます。
実は、私、普段着をここ最近、自腹で購入したことがありません。
身内にファッション好きがいて、飽きたら無料で譲ってくれるからです。私服ででかけるとセンスいいねと褒められますが、まさか、私が選んだものではないとは口が裂けてもいえません。すいません。
今年になって新調したのは、スーツとビジネスカバン、靴ぐらいでした。
遊びに出かけないのなら、おしゃれ着いらないですよね。しかも、微妙に毎年シーズンごとに変わって出費を強いられるのも理不尽。服は買えないけれど、眼鏡だとか、小物だとかを最新のものに変えたほうがわかりやすい。
もともとプライベートとフォーマルの境界があいまいで、なるべく地味な、グレーだとか、黒、白系統を自分ではストックするようにしています。
そのかわりに、部屋着はひと様に見えない分、自分を表現したいので、かなり派手なのかも。清潔感は必要だけれども、服で個性をあまり強調しなくともいのでは、と考えてしまいます。
部屋着も洗濯しやすさを考えて、ユニクロよろしく、同じ素材、同じデザインしか着まわしていません。そのため、部屋にかなりの服の在庫があふれています。私の同居人はわりと服を買うので、着れない分は空き家へ移動していますが、正直、保管しているうちに傷んだり、売れなくなったりしているのもあります。
10年ぐらい前までは、私服でもピンクなどの華やかなカーディガンを羽織っていたのですが。最近になって似合わないな気づいたので、思い切って処分してみたいところです。
私はアウトドアなどの趣味はないのですが。
スポーツなどの外向き趣味のある方は、まずウエアから入るので、保管とか管理とか大変ではないのでしょうか。私の実家には、もときょうだいのスキーウェアが残されていますが、防寒着としても派手すぎて、原発作業員みたいなボリュームもあってか使い道がないまま、空き家で眠っています。氷河期がきて、停電でストーブが使えなくなったら重宝するのでしょうか。余談ですが、宇宙飛行士の皆さんって、引退したら、自分の宇宙飛行士は自宅に持ち帰るのでしょうか。
何かを着ることで所属意識が芽生えるということがとても嫌な私は、会社のクーラーが寒いからという難癖で、制服が隠れるくらいのカーディガンを手放さない。なので、社内であちこちから声をかけられます。ひとが何を着ようが着まいがほっといてくれよ、と言いたくなります。
私が歴史ものが好きなのも、きっと、今の現代的な恰好が好きじゃないせいなのかもしれません。
(2020/10/11)