陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

9月は苦渋の月だった…。

2024-10-23 | 自然・暮らし・天候・行事

世事も私事もいろいろなことがありすぎて、ブログ記事にするのを忘れるぐらいですね。

痛ましい能登の台風の被害だとか。大谷翔平選手の盗塁ホームラン50-50の達成だとか。候補が乱立した自民党総裁選のすえに石破茂新首相が誕生したその矢先に、すぐさま衆議院議員総選挙があるとか。兵庫県の知事のパワハラで出直し選挙があるとか。

楽しみにしていたNHKの朝ドラが終わってしまったので、テレビを観る時間もすっかり減ってしまいました。春先から不調だった体調も持ち直してきた、そろそろ本調子かなと思いきや。

8月後半あたりから逆に健康状態がよくなかった同居人。
9月半ばに意識不明で倒れてしまい、救急車を呼ぶことに。一時はまさかの事態を覚悟しておりましたが、さいわい数日の入院で退院。糖尿病治療中のインスリン注射を打っていたのに、食事量が少なすぎて、低血糖を起こしたのが原因。冷や汗が大量に出て、体温がみるみる低下。はっきりいって怖かったです。もし、その時間に不在だったら? あと一時間遅れていたら? 考えるだにぞっとします。

それ以来、私が食事に気を遣って栄養価のコントロールをしたり、リハビリに付き添ったりしています。
私自身もつい最近まで半寝たきりに近い状態だったりもしましたが、運動をすることでかなり機能回復をしてきました。

ついでに、医療機関からの指示で行政に頼るサービスなども検討。
そのいっぽうで、私自身の個人事業上の契約のイザコザもあって、ここ一か月ぐらいは精神的に全く余裕がありませんでした。

私も昨年、会社勤務中をふくめて二度も救急車のお世話になったものの、すぐさま命に別条があるほどではありませんでした。
しかし、いつまでも元気だと思っていた家族がここまで弱っていたとは思わず、自分のことばかりかまけていたことに、後悔することも。

現在、同居人は自分で歩けるまでに持ち直していますが、けっして十全ではありません。
独り暮らしの経験はありますが、それでも、ふたたび、ひとりになったらどうしよう。そんなことばかり考えているものの、入院中はおくびにも出さずに接していました。少し前までは、私の方が先に死んでしまうのではないか、などと悲観気味にもなっていたぐらい。

さいわいにも近くに親族はいますが、完全に頼り切るわけにもいきません。

田舎は人付き合いが親密だと言われますが。
その地方ではみるみる人が老い、そして亡くなりつづけています。社会の担い手としての一人一人の負荷が増え、余裕のある暮らしができづらくもなります。

私自身も仕事と家庭のバランスを考えて、今後の人生の残された時間をどう使うかを考え直す機会になりました。
家計が厳しくなってはくるので働き口を増やすなどせねばならないかもしれませんが、同居人の健康管理も必要になります。

他人とむやみやたらに争ったり、細かいことをいつまでも記憶して負の感情を反芻したりする時間は無駄の極みでした。あるいはこれまでのように休日まるまる趣味の、好きなことだけ浸りきりになれる時間はなかなかとれないのかもしれません。

逆に考えると、家族の危機をきっかけにして自分が何を優先すべきかが明らかになってきた、といえるのかもしれません。
今後のことを話し合い、家の中も片づけをはじめています。健康にも留意して、自分が倒れないようにも気を付けたい。

個人事業上の経理作業も9月あたりからやっとぼちぼち追い付いてきました。PCやスマホのトラブルもありつつ、なんとか乗り切っています。
かねてからご恩のある方にもご尽力していただき、今後とも取引を継続していただけそうです。しかし、厳しい結果に終わったものもあったりで。

そんなわけで、記念すべき推し作品の20周年記念日にも乗り遅れ、あまりめでたい気分で迎えた神無月ではなかったのですが、ぼちぼち自分を取り戻していきたいと考えています。

今日になってやっとHappy Octoberと言えるようになりましたから。


(2024.10.07)



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