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シーズンオフの伊豆大島平日ダイビング【後編】

2020-12-03 14:39:47 | SCUBA diving

今年7月にここ伊豆大島でPADI Rebreather Open Water Diverを受けて、その後PoseidonのSE7EN CCRユニットを購入し、先月に続いて今回は2回目のリブリーザーでのダイビング。しかし今回は急遽決まった休日のため準備が不十分で、使用する酸素と空気のタンクも各1本ずつしか用意出来ませんでした。まぁそれでも1日、ダイビング3本は楽しめるでしょう。

水深18mの砂地に現れたのは、ハナアナゴ。頭だけ出していますが、尻尾の方をくすぐると、、、
 

ヤノダテハゼ。砂地に巣穴を掘って、テッポウエビと共生するハゼ。そこそこ珍しい人気者のひとつです。
危険を察知すると巣穴の奥へ隠れてしまいますが、泡を出さないリブリーザーなら容易に接近出来ます。

ガラスハゼ

イサキの群れ。これらの大きな群れも、泡を出さないリブリーザーで潜っていると、容易に接近出来て広角で鮮明な写真を撮れます。

クロユリハゼ、体長は5cmほど。地味な色合いですが、よく見ると繊細な色使いでなかなか美しい、私の大好きなサカナの一つです。
結構警戒心が強くてなかなか近寄らせてくれませんが、リブリーザーだと結構接近出来ました。

ユカタハタの若魚、体長は15cmくらいだったでしょうか。臆病な性格で、なかなか岩の隙間や窪みから外へは出て来ません。

イロカエルアンコウ、体長は4cmほど。秋の浜の段を上がったところのいつも同じ場所に、ずっと待ち構えています。

二本目は同じ秋の浜でも、私は過去に一度も行ったことのない、スタッフも普段は滅多に行かない「左の砂地」の先へ行ってみました。
水深22mから28mにかけて広~い緩斜面に小さな石が数多く点在しており、比較的小さめながらも多くのイソバナ、カラマツ、ウミシダがみられる美しい海域でした。被写体には事欠かず、あっという間に時間が過ぎてゆきます。しかし水深は20mオーバーで減圧停止時間も出やすく、しかも往復の移動距離が長いためにエアー切れにも注意しないといけません。その点、リブリーザー潜水としては浅い水深のため減圧停止はまず心配する必要なく、酸素は2時間以上もつ計算で、減圧症もエア切れも心配不要でストレスなく安心して楽しむことが出来ました。同行したスキューバ―のバディたちは、結構ギリギリまで潜っていたはずですが。

ヒメオニハゼ。人気のレアもの。臆病な性格で、すぐに巣穴に引っ込みます。

ダンダラダテハゼ

ウデフリツノザヤウミウシ、俗称”ピカチュウ”。

ナンヨウハギの幼魚、体長は2cmほど。映画の”ドリー”のモデル。

三本目、エントリー前に酸素タンクの残圧は6割以上ありましたが、希釈ガスの残圧が5割を少し下回っていたため、安全のため最大水深を24mとして秋の浜の正面の岩場を潜ってきました。

チンアナゴ。臆病者で、近付くと砂の中に引っ込んでしまいます。こういう時は泡を出さないリブリーザーは強い!

ビシャモンエビ。これも結構臆病で、カラマツの反対側へ、反対側へと回り込んでしまいます。
こちらの大きい図体が見えていると警戒するのか、リブリーザーで泡を出さなくても苦労します。


11月下旬は、一年でも最も日没が早い頃で、3本目を終えて海から上がって来た16時半には、もう薄暗くなっていました。

しかしリブリーザーは一日のダイビングを終えて戻ってからが、もう一仕事。全部分解して水洗いし、さらに消毒液を使って呼吸回路のパーツを消毒し、水切りのため並べて乾かすのに1時間近くかかってしまいます。まぁ、繊細な精密機器で不調は生命の危険につながることもあるし、何より特別なダイビングの時間を実現させてくれることに感謝しながら、ていねいに洗浄・乾燥させました。


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