１９日から２２日まで４日間、伊豆大島へダイビングに行っていました。はるか南方を通り過ぎた台風１１号、１２号から長～い周期のうねりが秋の浜にも入ってきていましたが、透明度１５～２０ｍ、水温も表層で２３度、水底２１度とまずまずのコンディションでした。そして今回、またまた超レアものと出会う機会に恵まれました。初日、私が東京からの高速船で大島に到着する前に、ガイドの有馬さんとゲストのIさんが１本目に潜った際、有馬さんがそれを発見していました。しかし種名不詳のまま私の一本目、「もしかしたら超レアものかもしれない」ということで、再びそれを見に行き、Ｉさんがしっかりと写真に撮ってくれました。続いて私も撮影にトライしましたが、フォーカスライトが当たった途端に岩穴の奥に引っ込んでしまいました。
クラブハウスに戻ってから、Iさん撮影の写真を図鑑と照らし合わせて検索したものの、何科のサカナかも判らず話題騒然。専門家に問い合わせることになりました。翌朝、専門家から「スミツキハナダイの幼魚です。生態写真が撮影されたのは初めてかも。」との返事でした。このサカナ、柏島などでは普段は１００ｍ以上の深い海底から採取されているようですが、相模湾で見つかるのは極めて稀で、他の海域でもダイバーが目にする機会はまずないでしょう。
今回、-40mで見られるのは極めて幸運な機会なので、２日目の朝にもう一度拝みに潜り、私も一応証拠写真程度の写真を自分で撮影できました。
