先週伊豆大島で一緒に潜ったIさんから、「獅子浜って、面白いよ～。朝倉さんもゲストの意向に合わせて丁寧にガイドしてくれるし。」と聞いて、昨日さっそく行ってみました。場所は、東名沼津ICからクルマで30分ほど。旧沼津御用邸と淡島の中間に位置し、駿河湾の一番奥にあたる海岸です。ここをガイドしてくれるショップのシーマンズは国道４１４号線に面していて、ポイントはそのすぐ裏からエントリーできるので、ビーチダイビングとは言っても便利至極でした。
あいにくここしばらく透明度が極端に悪い海況が続いているそうですが、エントリーしてみると-10mより表層では透明度１０ｍくらいまで回復していました。しかし、-15mから下に行くと、視界は約３ｍ。しかも海底はきめの細かい泥が堆積していて、ちょっと手をついただけでも巻き上げてしまうので、細心の注意が必要です。
そんな暗い海中でしたが、-20mくらいから数多くのサクラダイがみられ、そのほかにもイトヒキハゼやヒレナガハゼなど数多くのやや珍しい共生ハゼを観察できました。ここではハナハゼも-5mの浅場に多数みられ、しかもかなり接近できます。今回は深場1本、ハゼ地帯1本をガイドしていただき、まずは獅子浜の海底の様子と生き物を知ることができました。便利で興味深い海なので、また度々訪れて写真を撮りたいと思います。
