あなたは一日のうち何時間を現実の世界で過ごしているだろうか?
朝起きたら、スマホを見て今日の天気やメールをチェックし、ニュースや記事を書いたりWeb内をサーフィンする。
次々とアルゴリズムに沿って現れる情報や広告の思うがままに誘導されながらWeb内をサーフィンさせられる。
コンピューターの中のネットワークはまさにマトリックスのように1と0の世界で構築され、そこは完全にエレクトリックな仮想現実世界であり、そのネットワークは蜘蛛の巣のように張り巡らされている。
その中の記事を読みながら、あなたはこう呟く。
仮想現実世界は嫌だね。
そういうあなたはすでに自分が仮想現実世界に入り込んでいることを全く知らない。
あなたの脳と身体はネットワークに電気的に接続され、完全に乗っ取られている。
マトリックスのように首の後ろに手術が施され機械的に接続されている訳では無いので、あなたは気づくことが出来ない。
全ては電気信号(Wifi)により接続される。酸化グラフェンなどの化学物質は必要ない。
人間は高性能な送受信装置を生まれながらに持っている。
これは自然と接続して、そこから無限のエネルギーの交換を行うためのシステムである。
すでに仮想現実は完成しており、これからAIの世界が来て肉体を脱ぎ捨て、仮想現実世界になると恐れている場合ではない。
その蜘蛛の巣のような電気的ネットワークに捉えられたあなたは、蜘蛛の巣に引っかかった虫と同じ運命を辿る。
蜘蛛の巣を張った蜘蛛に生きながらエネルギーを吸われ、最後には干からびて食われてしまう。
蜘蛛の巣に捉えられていることに気づくことも無く。
さて、あなたは一日のうち何時間、その画面の中にダイブしているだろうか?
その中に捉えられたあなたは、生命の時間を電気的に一方的に奪われ、いつの間にか死を迎えるだろう。
しかし、悪くはない。その画面の点滅はあなたに夢を観させてくれる。
実際は目の前に現実があるのに、電気的に切断される。
現実の世界は自然の中にある。その自然の中での電気的な、あるいは電磁的な世界はあなたと交流をして、あなたはエネルギーをチャージできる。一方的にエネルギーを奪うことは無い。
もちろん自然との付き合い方を知らなければ、あっという間に命を落とすこともある。
あなたがもし、蜘蛛の巣から脱出して蜘蛛の巣のネットワークの全体像を観たいと思うならば、電子的画面を切断することだ。
そうすれば、どこにどういう蜘蛛がいて、どういう蜘蛛の巣が張り巡らされているのかを観ることが出来るだろう。
場合によっては蜘蛛の巣を払いのけることも出来るはずだ。
蜘蛛の巣の中は揺りかごで心地よいかもしれない。しかし、そこは蜘蛛のテリトリーであり、あなたは餌にすぎないのだ。
もし、あなたがインターネットの接続をOFFにしたならば、あなたは目を覚ましていることが出来るだろう。
しかし、ずっと夢を観ていたいのならば、あなたは画面から目を離してはいけない。
そうすれば、いつの間にかあなたは電気信号に取り込まれるだろう。
そうやってある周波数帯で、あなたは誰かが電源をシャットダウンするまで点滅することになるのだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます