鍼の響きについて
鍼の刺し方にも多々あり、もちろん鍼の太さや長さも様々である。
皮膚に接触させるだけの鍼もあれば、皮下1mm程度に刺す鍼、あるいは1cmから4cm、解剖学的場所によるとそれ以上、刺入する場合もある。
鍼灸は黄帝内経(素問・霊枢)さらに難経・金匱要略・傷寒雑病論などの本を古典としており、基本的には考え方は同じであるが、そこから派生して流派が多数ある。
鍼灸の古典には鍼は響きが無いと効果が無いと記載されているが、流派によっては響きは要らない、鍼は痛くないと言う流派もある。
僕は20年臨床を積み、様々な方法を臨床で確認してきたが、確かに鍼は響きが無いとなかなか効果は出ないと思います。
いや刺さなくてもあるいは少し刺すだけで効果は絶大だと言う鍼灸師がいれば、僕は素直に凄いなと思います。
何故なら僕は20年の間、さんざんやってきて結局、刺さないでとか痛くない鍼で効果を上げることは出来ませんでした。
僕は出来なかったということで、出来る人は多分、おそらく、どこかにいるのだと思います。
鍼は痛いというイメージがありますが、それは間違いです。何故なら僕がここで語ろうとしている”鍼の響き”は痛みという感覚とは別次元だからです。
おそらく鍼灸を経験したことが無い人には初体験になるかもしれません。
響く鍼とはどういう鍼かというと、少し深い鍼になります。1cmから4cmまたはもっと深く。これはもちろん解剖学的知識が必要になります。
刺せばどこでも響くということではありません。鍼灸の理論に従い、さらに自らの感覚を研ぎ澄まし的確な経絡上の経穴に鍼を入れた時に鍼は響きます。
この感覚は鍼でしか体験することは出来ません。何故なら、その深さに到達する際は、現代医学的には手術している状態になります。
ですからその場合は麻酔がかけられます。
しかし、鍼灸においては麻酔無しにその場所に鍼が到達するのです。
そこに気の詰まりが存在します。
鍼の響きはまさに、響きです。全身にずどんと響きます。その瞬間、身体のどこかが緩むか全身が緩みます。
感覚としては、からだの経絡のシステムが機械的に動き出すという感じがします。
自らの身体の体験したことが無い仕組みが動きだす。という感じです。
これは本当に驚くような体験だと思います。身体の中にある神秘的な仕組み。
僕はこれを体験した時に驚愕しました。人間の身体にはこのような経絡のシステムがあるのかと。
そしてこの身体は誰が創造したのだろうかと思います。
間違いなく何かが、意図的に創ったのが人間だと思います。そしてこの創造主については僕は、僕の体験したことからおそらくこうだろうという確信した推測があります。
この何者が人間をそしてこの宇宙をこの世界を創造したのかという話は吉田カフェでしかしておりません。
現代医学的(科学的)にはこの経絡のシステムや鍼の響きについては全く不明です。
鍼の響きについて科学的な見解を僕は持っていますが、研究者はないので調べたことはありませんし、そのような論文を読んだことはありません。
このことについては記事にするかどうかはわかりません。いつか記事にするかもしれませんが、僕はあまり科学的なことに拘っていません。
何故なら、昨今の風邪に風邪現象にみられるように科学は全く根拠が無いからです。科学は幻想です。
今回の風邪を見た時に、専門家という人たちが何も言う事が無い、あるいは言えないということで、専門家や研究者の限界というか役に立たないことを露呈しました。
あとはご都合主義で世の中は動きます。
まあ、今回のことが無くても昔から科学と言うのはそういうものです。ただ物理機械的なことだけはとても役に立ちます。それ以外の現象や病気については身体に備わるシステムを一切上回ることも解明することもできません。
もちろん。東洋医学や鍼灸も解明されておらず、根拠はこれだといものはありませんが、長年の経験の集積であり、自然現象と同じなのでそれが間違うことはありません。
根拠と言う言葉が科学のまやかしです。根拠と言うことばかり言う人はその嘘のマジックの中で根拠人間となり、根拠通りに、根拠ロボットとなり選択の余地も無く機械的に生きればいいのではないでしょうか。
そしていずれ、科学のお決まりのわざで根拠が180度ひっくり返ります。
根拠人間はその時にスイッチが切れて止まって固まるでしょう。
何しろ信じていたものすべてが否定されるからです。
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