先週の土曜日に、知人の子供さんが、買ったばかりのスマホをなくされ、親御さんは慌てて通信事業者に連絡を取ると共に、警察にも届けに行かれました。そのスマホが出てこなくなると、大切な写真やデータもなくなるばかりか、データの流出も考えられます。そして買ったばかりのその端末を悪用して再利用されるかもということも心配されます。
なぜならその買ったばかりの端末を、SIMカードを使って、格安スマホとして利用されるのではないかという心配です。
中古販売業者が扱う商品の中には、”白ロム”と呼ぶスマートフォンがあります。一部の中古業者は、スマートフォンや携帯を買い取って”白ロム”と言って販売しています。
回線契約を伴わない端末の事ですが、新品より割安です。
一方で、以前の所有者による端末分割代金の未納や盗難、端末補償サービスの悪用などの犯罪行為が判明すると、通信事業者は、端末の製造番号からネットワークの利用制限を強制的にかけます。たとえ前所有者の行為であっても、利用制限は現所有者の端末にかかってきます。通信事業者はネットワーク利用制限の端末を確認できる専用サイトを公開しており、販売業者も買取時にチェックをします。
その点では、悪用されることはありませんが、写真やデータが流出し、電話番号やアドレスが悪用されることの方が怖いです。
滅多にスマホを失うことはありませんが、うっかりということもありますので注意して頂きたいと思います。
今回の紛失は、取得者が善意の人で、最寄りの駅に届けられていました。ラッキーだったと思います。