寒い冬、静電気が起きやすい季節です。
バチバチ静電気は、人間にとって痛いのは勿論、パソコンや精密機器にもよくありません。機械の内部に静電気が流れると動作がおかしくなったり、最悪の場合故障してしまうこともあります。よくあるのは帯電して電源が入らなくなる症状です。
電源ボタンを押してもウンともスンとも言わなくなるので焦ることがあります。その場合の対処方法は、次の通りです。焦らずに対処してください。
①パソコンの電源が完全に切れていることを確認します。
②パソコンから電源ケーブルを外します。
③ノートパソコンの場合は、裏面にひっくり返してバッテリーを外します。
④2~3分そのまま待ちます。
⑤バッテリーを戻して電源ケーブルを挿し、通常通り電源を入れます。
パソコンの起動不良は、修理に出すと結構費用が掛かります。これだけ覚えて頂ければ、静電気対策は十分です。
似たケースで、デジタルカメラなどで使用する「SDカード」もとても静電気に弱いです。SDカードを人に手渡しする際に「バチッ」とやられて大切な写真データが一瞬に消えてしまった・・・なんてことにならないよう、この季節は手から手へと渡さずに一旦机の上に置いて相手の人に取ってもらうなど、静電気が起きない工夫が必要です。
電気機器を触る前に金属を触って放電させる、ナイロンとウールの服を組み合わせて着ない、あらかじめ手を洗うなどして湿度を上げる・ ・ ・なども有効です。不意のトラブルに合わないよう注意してくださいね。