一意専心☆ソフトテニス

東浦森と川STCの活動記録。
ソフトテニスの道に生きる男のつれづれなるままに。

#東浦町 #ソフトテニス

もう一人の娘

2012年07月15日 23時55分42秒 | 日常
 最後の個人戦の幸スポ祭が終わり、最後の団体戦のびわこカップが終わった。花や由とは違って、学校が異なる優とは、これで一緒に行う大会がすべて終わってしまった。
 思い返せば、優が初めて一緒に行動したのはいつからだろうか。約10ヶ月の関係ではあるが、紛れもなく、大切な娘の一人となった。それは、テニスの技術でも結果でもなく、毎日の直向きな姿からだ。花も由も張った声を出さない中で、いつも一人だけしっかりと声を出し、毎日の練習に取り組んだ。塾がある日も、あっさり休む男子と異なり、塾が始まるぎりぎりの時間まで丸山でボールを打った。失礼な言い方になるが、優には、花のような展開力はなく、由のような球保ちもなく、綾のような安定感はない。はっきり言えば技術的に劣る。劣る者がついていくのは、スポーツの世界では思った以上に厳しい。きっと精神的にも辛いときがいっぱいあったろう。人知れず涙を流した日々もあったろう。それでも直向きについてきた姿には自分だけでなく、花や由にも伝わるものがあったろう。優がいてくれたおかげで花も由も綾も精神的に助けられた。優がいたから、皆がやってこれた。本当に優がいてくれて良かった。
 残念なのは、優に何もプレゼントを用意してやれなかったこと。本当なら、幸スポでトロフィーを取らせてやりたかった。今日のびわこカップでは、入賞したら、楯と賞状は優にプレゼントするつもりでいたのに…。優が頑張った証を、優が自分たちと一緒に時間を過ごした確かな思い出を用意してやりたかったが、何も取らせてやれない自分の力の無さが情けない。無力な自分で本当に申し訳ない。
 最後の郡大会は、諦めずに最後まで希望をもってテニスをしてほしい。コートに立つ限り、可能性があるのだから。諦めるな。出来ることなら、もう一度、県大会を一緒に過ごしたい。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿